高級魚のイメージがあるマグロは健康食材?!マグロは絶滅の危機?!美味しいマグロの見分け方も紹介。

マグロ
日本人がマグロといったら大抵は「クロマグロ(本マグロ)」のことを思い浮かべると思います。

しかし、マグロにはその他にも、タイセイヨウクロマグロ、ミナミマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、タイセイヨウマグロ、コシナガマグロといったいろいろな種類があります。

ちなみに、大間産マグロや本マグロは、クロマグロに分類され、タイセイヨウマグロとタイセイヨウクロマグロは、クロマグロとは違う種類になります。

また、カジキマグロと呼ばれる鼻先に槍のようなモノがついた種類の魚は、名前にマグロがついていますが厳密にはマグロではなくマカジキとメカジキに分けられます。

今説明したことを知っていたという人もいると思いますが、マグロは好きだけど、マグロのことをあまり知っていないと思った方は、大好きなマグロについてもっと知ってみてはいかがでしょう。

マグロ健康

○マグロは健康に良い食材?!

マグロのトロの部分は、脂がたっぷりで健康に悪そうなイメージがあるかもしれませんが、脂がたっぷりだからこそ健康に良い食材なのです。

マグロの脂は、牛や豚の脂とは違い、魚の脂でDHAやEPAといわれている油になります。

脂といえば、血液をドロドロにしそうなイメージがありますが、マグロの脂に関していえば血液がドロドロになるどころか、逆に血液がサラサラになる成分が入っています。

また、コレステロールや中性脂肪も減らしてくれる効果があるので、とても健康に良いのですね。

大トロは、脂が多いからといって、健康のために避けている人もいるかもしれませんが、大トロこそ健康のために食べたほうが良い部位になります。

でも、大トロはお高いですけど・・・。

さらに、マグロには、ビタミンやミネラルも多く含まれているので、マグロは健康に良い食材なのです。

ただ、マグロは、大型の魚なので水銀を多く含んでいるといわれていますので、毎日食べなければ健康被害を受ける量ではないですが、毎日食べるのはあまりオススメできません。

そして、水銀が気になる人は、養殖マグロを食べることをおすすめします。

マグロ

○マグロはどのぐらい種類によって差があるの?

最初の説明でマグロの種類を8つ上げましたが、小さいものでは60cmぐらいから大きなものになると450cmとなり、種類によって大きさに非常に大きな違いがあります。

特にクロマグロやタイセイヨウクロマグロが大きなマグロで高級な魚とされています。

最も値段が高いのはクロマグロで、日本では特に大間のマグロが有名ですね。

また、マグロのヒレの形状や見た目などから種類を判別することもできます。

クロマグロは、大きくて黒光りした魚体で体に対して胸びれが短いのが特徴です。

ミナミマグロは、クロマグロと姿形が似ていますが、尾の近くにある小さいヒレが黄色いのが特徴です。

キハダマグロは、魚体は細身で、名前でもわかりますが黄色味がかっているのが特徴です。

メバチマグロは、その名のとおりパッチリとした大きい目が特徴です。

ビンナガマグロは、マグロにしては小型で胸びれがかなり長いのが特徴です。

基本、マグロの種類を覚える必要性はないと思いますが、ちょっと知っていると話の種になるかもしれませんね。

○マグロは絶滅を危険視されている?!

マグロを食べるというのは、日本文化として根付いてきましたが、日本食ブームによってマグロが乱獲されるようになりマグロが激減したといわれています。

特にタイセイヨウクロマグロは、絶滅寸前といわれており、このままいけばタイセイヨウクロマグロが食べられなくなるのです。

また、クロマグロは、危急種で絶滅危惧の一歩手前であり、メバチマグロは絶滅危惧種になっています。

つまり、このままマグロを乱獲して食べ続ければ、マグロが食卓から消える可能性があるのですよ。

しかし、マグロの養殖技術も発展してきており養殖マグロは食べることができると思います。

マグロ

天然マグロはあまり食べられなくなるかもしれませんが、絶滅させないためにも漁獲制限などが必要なのでしょう。

マグロが絶命しないことを願うばかりですね。

○アカマンボウを食べているかも?!

マグロに似た味の魚のアカマンボウを知っているでしょうか?

アカマンボウは、マンボウという名前がつき、マンボウに似た形をしていますが、マンボウの仲間ではありません。

聞いたことがあるかもしれませんが、神秘的な姿をしているリュウグウノツカイの仲間になる魚であり、マグロの赤身のような味と身をしている魚です。

なんとそのアカマンボウは、マグロの代用品として注目されています。

ちなみに、もう回転寿司ではアカマンボウを使ってネギトロにしているところもあり、回転寿司でアカマンボウを食べている可能性もあるのです。

味や衛生的に問題がある訳ではありませんので、美味しく食べられれば私は気にしません。

ただ、アカマンボウという魚を食べている可能性があるという話をしているだけなのですね。

もし嫌な場合は、店員にアカマンボウか聞いてみるか、高級な寿司屋にいって本物のネギトロを食べるようにしましょう。

そして、マグロは家で食べるという方も多くいると思いますが、マグロを購入するときはどんな基準で選んでいますか?

折角、美味しく食べたくてマグロを購入するのなら選び方を知っておくことも大切だと思います。

美味しいマグロを美味しく食べるために、美味しいマグロを見分ける方法を学んでおいてはいかがでしょう。

〇美味しいマグロの見分け方

マグロの食べ方といえば、お刺身だと思いますが、お刺身は味が落ちやすいので、購入するときにまず鮮度が重要になります。

新鮮なマグロは、透き通ったような赤色をしていますので、色が悪いマグロは避けましょう。

マグロのサク

そして、マグロは時間がたつとドリップと呼ばれるうまみ成分の赤い汁がでますので、ドリップがでているマグロはダメだということですね。

また、食べやすく切ってあるマグロの刺身ではなく、短冊状になっているサクと呼ばれる状態の方が、鮮度が落ちずに食べられますので、美味しくマグロの刺身を食べたい方は、手間はかかりますが、サクの状態で購入しましょう。

さらに、マグロを刺身で食べるときには、筋目も美味しさに大きく関係してきます。

サクを選ぶときは、筋目が平行に入っているものが最も良く、次に筋目が斜めで、筋目が半円状のモノはあまりオススメではありません。

そして、筋目があまりにもハッキリしているモノも筋が食感の邪魔になるので避けた方がいいと思います。

美味しいマグロを食べるために、マグロを購入するときには選ぶための知識を身につけておきましょうね。

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