塩分取り過ぎもダメですが、塩分の取らなさ過ぎもダメなんですよ。

4101

食塩の主成分は、塩化ナトリウム 化学式NaClのことですね。

人間や他の生命体の多くが必須としているナトリウム源は、塩化ナトリウムです。

塩化ナトリウムだが天然には岩塩として存在し、海水にも多くの塩化ナトリウムが含まれています。

また 塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜることによって塩化ナトリウムを作ることもできます。

興味があれば実験してみてください。

塩分の必要性について説明してみます。

塩分は、細胞を守り、消化助け、脳の神経伝達に関与する大切な役割があるんです。

体の塩分量が減ると 体内の水分量が減り血液量も減るので、目眩などの症状が起きますし、胃液などの消化液も減るので、食欲不振にもなります。

さらに 塩分が無くなると筋肉の伸縮に必要なナトリウムが不足して痙攣なども起こり、意識障害なども起こすんです。

だから 人間が生きて行く為には、塩分はとても大切だという事です。

そして 疲労回復などに必要なビタミンB1を吸収する為には、塩分が必要なので塩分量が少ないと疲労回復が遅くなりますし、集中力の低下にもつながるんですよ。

塩分は、汗や便や尿によって体外に排出されます。

塩分は、体にとってとても重要な栄養素ということは、その排出された分だけ体に補給しなければなりません。

汗から塩分が排出されるということは、汗をかくと水分と同時に塩分もとらなければならないということです。

汗や便から排出される塩分の量は全体の2パーセントから5パーセントで、残りは尿から排出されます。

汗のかきはじめは、水分が多く汗の中に含まれる塩分は0.05パーセントです。

しかし、汗をかけばかくほど塩分濃度は上昇していき10倍の0.5パーセントの濃度になるんです。

少量の汗なら塩分はあまり無くなりませんが、運動をして多くの汗をかいた時は塩分と水分の両方を取らないといけないんですね。

塩分の1日の最低必要量は、体の大きさによっても違いますが、人間のナトリウム排出量より考えると、一般的な成人で約1.3gと言われています。

必要な塩分を摂取しないと健康に悪いという事なんですね。

しかし 体とって必要なミネラル分である塩分ですが、あまり取り過ぎると体の害になりますので気をつけましょう。

塩分の取り過ぎでおこる症状として 第一にのどが渇きます。

体内の塩分濃度が高いと水分によって塩分の濃度を薄めようとします。

このため体が水分を欲しがるため のどが渇くんです。

また 第二に塩分を取り過ぎている人は高血圧になると言われています。

高血圧は万病のもとですので、高血圧の予防の為にも ある程度の塩分は必要ですが過剰の塩分摂取は控えたほうが体を健康に保てるでしょう。

塩分の取り過ぎによる死亡者数は230万人に上るというショックな調査もあります。

塩分の取り過ぎによる早死にをしないためにも、塩分の取り方を考えて言った方がいいですね。

塩分を取り過ぎたとおもったら、カリウムと水分を同時にとることで体外に塩分を排出してくれます。

カリウムの力によって水分と塩分をくっつけて尿として塩分を体外に排出できるようになるからです。

カリウムと水分を一緒にとるときにおすすめなのがトマトジュース(無塩のもの)です。

トマトジュースには、カリウムと水分の両方が含まれているため塩分を排出したい方におすすめなんです。

飲み会などの会食の席で塩分を取りすぎたなと思ったらコンビニなどによってトマトジュース(無塩のもの)を飲んで帰るといいという感じですね。

塩分は、人間にとって不可欠な反面、とりすぎには十分注意しないといけないものです。日本人は、塩分の取り過ぎだと言われているため食生活には十分注意しましょう。

スポンサーリンク







シェアする

フォローする

スポンサーリンク