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トロッコ問題って知っていますか?1人の命を助ける?それとも5人の命を助ける?


皆さんは、トロッコ問題または、トロリー問題といわれる思考実験を知っているでしょうか?

このトロッコ問題とは、「人を助けるために、他の人を犠牲にしても良いのか?」という倫理的な問題になります。

人を助けることが大切なのは、多くの人が分かっていることですが、他の人が犠牲になると分かっていれば、あなたは助けることができますか?

難しい問題ですし、正確な答えがあると言い切ることはできませんが、トロッコ問題について考えてみませんか?

 

○トロッコ問題の内容を知ろう

トロッコ問題は、次のようなトラブルが発生したということが前提の話です。

線路を走っていたトロッコが制御不能となり、そのまま直進すると先で作業している5人の作業をしている人たちをひき殺してしまいます。

この時、あなたの目の前には、線路を分岐させる装置があり、分岐させれば、5人を助けることができます。

 

しかし、分岐させると分岐した先には1人の作業員が存在しており、作業員の1人が犠牲となってしまいます。

また、トロッコを止める方法は他に存在しておらず、確実に作業員が被害にあってしまいます。

絶対に作業員が被害にあいますが、あなたはどんな判断をしますか?

 

○5人を助けるために1人を見殺しにしますか?

このトロッコ問題では、そのままにすれば5人の死者が出てしまいますが、自分の意思で分岐させてしまえば、人を殺してしまうことになります。

つまり、5人を助けるためには、自分で選択して1人を殺さなくてならず、なにもしない、もしくは、他の人を犠牲にしなければ、5人を見殺しにすることになるのです。

 

人を助けるために他の人を犠牲にするというトロッコ問題は非常に難しい問題となります。

そして、この問題では多くの人が、線路を分岐させて1人を犠牲にして、5人を救う選択をとると回答しています。

やはり、犠牲者を最小限に抑えようと考えて、分岐しようと考える人が多い様です。

 

もちろん。他人の命を自分の選択で殺すべきではないと考えて、分岐しない人もいます。

トロッコ問題には、人それぞれの考えがあるので、きちんとした回答がなく、どちらの回答であっても、きちんとした正解と不正解はありません。

しかし、日本でもし同じような問題が発生した場合は、対処の仕方によって法律で裁かれる可能性があるかもしれないのです。

○日本の法律では対処の仕方によって裁かれる可能性がある?

もし、日本でトロッコ問題と同様のトラブルが発生した場合には、対処の仕方によって法律での見解が違ってきます。

だから、対処の仕方によって法律で裁かれることになるのです。

まず、分岐に触れずに見殺しにして5人が死んでしまった場合ですが、こちらは故意に人を殺しているわけではありませんので、基本、日本の法律では罪に問われることはありません。

ただし、業務上の過失があれば、業務上過失致死になってしまう場合があります。

 

では、5人を救うために線路を分岐して1人が死んだ場合ですが、こちらは故意に人を殺してしまうことになりますので、殺人罪が適応される可能性があります。

しかし、トロッコ問題では、1人を犠牲にしても5人を救うためなので、緊急避難が適応されて、本来なら罪に問われますが、免除となり罪に問われない可能性が高いようです。

ただし、少しの状況の違いによって、もしかすると緊急避難が適応されないこともあるかもしれません。

もちろん。緊急避難が認められて殺人罪が免除されて無罪になっても、業務上の過失がある場合には、業務上過失致死になります。

 

そして、トロッコ問題には、元のものから分かれて生じる派生問題があるのです。

○トロッコ問題には派生問題がある

トロッコ問題の派生問題は、トロッコを分岐させるのではなく、トロッコに一緒に乗っている太った作業員を線路に突き落とせば、5人を救えるという問題になります。

殺している感が半端ないですよね。

その問題では、自分は痩せているので、線路に落ちてもトロッコが止まらないため自殺することはできません。

 

前のトロッコ問題では、分岐によって死者が変わりましたが、今回は自分の手で直接、隣いる作業員を突き落とさないといけません。

あなたなら、人を突き落としてまでも、5人の命を助けようとしますか?

このトロッコ問題は、前のトロッコ問題と同じように、5人の命を救うために、1人の犠牲者を出すので似てはいますが、先ほどとは違い5人を犠牲にすると答える人が多くなります。

 

結果は似ていても、5人を救うためとはいえ、自分の手で人を突き落として殺すというのは躊躇してしまう人が多い様です。

当たり前だと思います。

もちろん。この問題も確実な正解と不正解は存在しておらず、難しい問題になります。

 

しかし、人を突き落してしまえば、殺人罪になり処罰される可能性が高くなりますので、自分のことを考えると、人を突き落としてまで人を救うのはおすすめできません。

こんなことは普通ありませんが、もしこのような状況になったときに、あなたは5人を救うために1人を犠牲にするという選択をするのでしょうか?

 - 思考, 雑学