好きな食べ物はなんですか?私の好きな食べ物は、ピザやグラタンですが、そんな私の好きな食べ物にはチーズが入っています。
私はチーズが好きで、1日3食ピザとグラタンでもいいぐらいなので、チーズの虜なのです。
そんなチーズを使った食品は多くあり、チーズが苦手だという人もいますが、チーズが好きという人も多くいますね。
そんな、多くの人を虜にするチーズは、いつ頃に誕生した食べ物なのでしょうか?
○チーズの誕生は紀元前?!
チーズは、乳の加工食品であることを考えると、チーズが誕生するためには、羊や山羊、牛などの家畜が必要になります。
そして、山羊や羊が家畜されたのは、紀元前6000年前後といわれおり、今から8000年前にチーズが誕生していてもおかしくありません。
しかし、人類が文字を使い始めたのが、紀元前3500年前といわれており、チーズが誕生した時の記録はありません。
そのため、チーズがいつ頃、誕生したのか正確な年数はわかっておらず、紀元前7000年~紀元前5000年ぐらいとされています。
また、どこの国がチーズの発祥の地かわかっていないため、複数の地域で作られ始めた可能性もあるかもしれません。
保存食を作ろうとした結果、いろいろな地域でチーズが作り出された可能性があるのですね。
○チーズはどうやって誕生したの?
チーズは、世界最古の加工商品と言われており、最初のチーズがどうやって作られたのかはわかっていません。
一説には、アラブの商人が羊で作った水筒に、山羊の乳を入れたら偶然にできたと言われていますが、それよりも昔にチーズは存在していたと考えられています。
乳は、そのままではすぐに腐ってしまうので保存に向いていません。
だから、乳を長期保存しようとして、試行錯誤したらチーズが誕生したのではないでしょうか?
そして、チーズは、脂肪分とたんぱく質が多く、栄養価が高い商品であり、長期保存もできて美味しいので保存食として広まったのでしょう。
そして、ヨーロッパでさらに地域ごとに進化をとげて、今の多種多様なチーズが生まれたのですね。
世界では、紀元前には誕生していたチーズですが、日本ではいつ頃からチーズが作られ始めたのでしょうか?
○日本でチーズが作られ始めたのは7世紀末?!
日本で最初に作られたチーズは、7世紀末と言われています。
当時はチーズと呼ばれておらず、「蘇(そ)」と呼ばれていたようで、現在でも、当時の作り方で作ったチーズを蘇といいます。
誕生したのが1300年以上前なので、日本でも古くからチーズが存在したわけですが、紀元前に誕生していたことを考えると、日本は世界的にみるとチーズが誕生したのは遅かったのですね。
ちなみに、蘇は、日本人が独自に生み出した物ではなく、海外から伝わってきたチーズとされています。
蘇の作り方は、非常にシンプルで牛乳を弱火で焦げないように混ぜながら水分を飛ばすだけになります。
私たちが、イメージする熱を加えると溶けるチーズではありませんが、まろやかな甘みがあるチーズでお菓子になるようです。
気になる人は、ぜひ、蘇を作ってみてはどうでしょうか?
ただし、水分が飛ぶまでに非常に時間がかかるので、時間がある時に作るようにしましょう。
○日本でチーズが食べられるようになったのは20世紀?
日本で最初のチーズは、7世紀末に誕生していますが、7世紀末に日本中に広まった食品ではありません。
当時の日本で作られていたチーズは貴重な物でしたし、私たちがイメージするチーズとは少し違うもので、11世紀ごろには、7世紀末に誕生したチーズは廃れていったようです。
また、明治時代に登場したチーズも独特な風味が日本人の口に合わなかったようで、日本中に広まることはなかったのです。
そのため、多くの日本人がチーズを食べるようになったのは、20世紀に入ってからになります。
今では、多くの人がチーズを食べていますが、第2次世界大戦終戦後から、洋食文化が広まり、少しずつチーズが日本に普及し始めました。
そして、急速にチーズが普及するようになったのは、1970年代にピザが普及するようになってからになります。
また、1980年にはチーズケーキが普及して、日本でもチーズが良く食べられるようになりました。
そのため、日本で多くの人がチーズを食べるようなったのは、意外と最近なのです。
今でもチーズが苦手な人がいますが、日本人は、チーズの風味が苦手だったのですね。
そして、このように歴史の深いチーズには、多くの良い効果があるのですよ。
○チーズの効果も知っとく?!
チーズの歴史について少し説明しましたが、チーズは歴史が古くて美味しいだけではありません。
チーズには、いろいろな良い効果があるのです!
チーズは、カロリーが高いから肥満の原因だと思っている方も多いと思いますが、なんと内臓脂肪を分解する働きがあると言われており、ダイエット効果が期待できるのです。
ただし、チーズの食べ過ぎは肥満の元にもなります。
そして、チーズには乳酸菌が含まれているので、腸内環境を整える効果があります。
さらに、チーズには、セロトニンというリラックス効果のある物質を増やすために必要なトリプトファンが含まれていますし、リラックス効果が期待させるカルシウムも含まれているのです。
だから、チーズを食べるとリラックス効果が期待できるということなのですね。
また、カルシウムは、骨粗鬆症の予防にもなるのです。
このように、チーズには、いろいろな健康に良い効果が期待できるのですね。