髪の毛は、オシャレのためにあるわけではありません。
髪の毛にきちんとした役割があるんです。
オシャレに使ってもいいですがオシャレのためだけに髪の毛があるわけではないんですよ。髪の毛の事と髪の毛の役割について説明していきます。
髪の毛とは、頭に生える毛でケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されています。
髪の毛は、毛包と呼ばれる部分で作られています。
毛包の深い部分を毛球といいます。
毛球のなかには、毛母細胞と毛乳頭と呼ばれる部分があり、毛乳頭と毛細血管が繋がっておりここから、酵素や栄養素をもらい、毛母細胞を成長させます。
この成長した毛母細胞が上に伸びていくことで髪の毛となるのです。
髪の毛は、あの細さで三重構造になっています。
中心部を髄質と言います。その外側に皮質があり、最後に毛表皮(クチクラ、キューティクル)があります。
しかし 髪の毛の中には、髄質のないものも存在し、髄質の役割はよくわかっていないようです。
髪の毛の成長は、個人差や人種差があります。
エッチな人は、髪の毛が伸びるのが早いという噂を聞いた事がありますが、調べましたが、医学的根拠は無いようです。
髪の毛を早く伸ばしたければ、髪の毛の成長に必要な栄養素や睡眠をしっかり取る事が大切なんです。
そして 髪の毛の成長を妨げるストレスを解消したりする事も髪の毛を成長させる為には大切です。
髪質は、一般的に白人が波状になり、黒人は縮れ毛、黄色人種が直毛であると言われます。
遺伝的な要素が多いので、親が天然パーマなら子供のその要素が高いといえるんですね。
しかし 思春期の時や妊娠出産や加齢によるホルモンのバランス変化によって髪質が変化する事もあります。
髪の毛の色は、メラニン量で決まります。
多い人ほど黒色になり、メラミンが少ないと茶髪や金髪になるんですね。
衝撃的なショックを受けると黒色だった髪が一日で白髪になるという噂を聞いた事ありませんか?
しかし 髪の毛の色の元であるメラニンが一日で抜けきることは通常ありえませんので、ウソという事になります。
脱色剤などを用いて人為的にすれば一日で白髪にする事は可能ですが、自然にそんな事になる可能性は無いという事ですね。
そして 髪の毛は、意外と丈夫なんです。
髪の毛一本で100グラムの重さを支えることできます。
だから 人間 一人の髪をすべて集めると12トンの重さを支えることができるとされています。
髪の毛について いろいろと説明してきましたが、本題の髪の毛の存在理由とは何なのでしょうか?
髪の毛は、頭を保護するためにあるのです。
スキンヘッドになると転倒した時に頭から血が出る可能性があがります。
しかし 髪の毛があるとクッションになって怪我をしにくくなるんです。
また 直射日光からも頭を守ってくれています。
頭が紫外線にあたりすぎたり、熱をもってしまわないようにするために髪の毛があるんですね。
そして 髪の毛には、もう一つ役割があります。
それは体外に毒素をだすことです。
食事などで仕方なく入ってしまうアルミニウムや合成着色料、保存料などの体に必要ないものや、毒素を髪の毛に含ませて体の外に出す役割もあります。
オシャレに髪の毛は欠かせませんが、髪の毛には、見た目を良くする以外にも 大切な役割があるんですよ。