多くの人は、預貯金をしていると思いますが、安全だと思っていますよね。
金融機関に預貯金をしていれば、お金が無くならないから絶対に安全で資産を守れていると思っている人がほとんどだと思います。
人によっては誰も信用できないからタンス預金をしている人もいるかもしれませんが、タンス預金は、極めて危険です。
タンス預金の場合は、火事などによって燃えて無くなってしまったり、水害などで海に流されて無くなったりする場合もありますし、泥棒に盗られてしまえば無くなります。
だから タンス預金は、何の証拠もなければ、全額パーになってしまう可能性もあるんですよ。
金融機関に預貯金していても完全に安全だという事は無いんです。
ペイオフという制度によって、一つの金融機関の預貯金に対して、一人一千万円までの預金元本は保証されるという制度だが、それ以上は保証されないという事になる。
だから 一つの金融機関に一千万円以上の預貯金をしている場合は、その金融機関が破綻すれば、一千万円以上の預貯金は保証されないかもしれないという事になるんです。
でも そんなに預貯金無いし、もし資産があっても複数の金融機関に分けて預金すれば大丈夫だといえます。
だから 預貯金は安全だともいえるといえます。
しかし 安全であっても資産の価値が守られているという事では無いんですよ。
☆金融機関の預貯金は安全なのに、なぜ資産の価値が守れないのか?
金融機関に預貯金をしていると、基本 元本の保証とほんの少しの金利がもらえるので、数字上では減らないで、ほんの少しずつですが増えていくので預貯金は安全だといえます。
しかし 日本の場合は、超低金利なので 預貯金でもらえる金利は、ほんの雀の涙なので普通預金の場合、年0.02%程度です。
お金の価値は、日々変わっていることに気づいていますか?
為替相場によって、日々 国々の通貨の価値は変動しており、少なくても1年で数パーセントは、各国に対してのお金の価値が変動しているのです。
だから 普通預金の金利以上にお金の価値が変動しているので、損をしている場合もあるという事です。
そして インフレ(物価上昇)・デフレ(物価下落)によってもお金の価値が変わっているのです。
物の価値が上がればお金の価値が下がり、物の価値が下がればお金の価値が上がるといえるのです。
現在100円で買える物が1年後にいくらで買えるかって考えた事がありますか?
昔は、家が100万円で建てる事が出来たという話を聞いたことがある方もいると思いますが、現在は、100万円で家を建てる事は出来ません。
物価の上昇により お金の価値が下がったので、同じ金額でも同じ価値ではないという事なんですね。
だから 物価上昇であるインフレになれば、お金の価値が下がり預貯金では損をするという事になり、物価下落であるデフレになれば、お金の価値が上がり預貯金で得をする事ができるという事なんです。
預貯金でも物価変動により資産の価値が変化しているという事なんです。
なぜ多くの日本人は、預貯金が安全な資産運用だと思っているのかというと、高金利時代の影響が大きいといえます。
現在は超低金利の日本ですが、元本保証の預貯金の年利が8%以上という時代があったのです。
その時代であれば、預貯金にしておけば10年で資産が倍になるといわれていたんです。
そのなごりから、預貯金は安全な資産運用だと思っている方が まだまだいるのだと思います。
しかし 現在の日本の超低金利では、預貯金を資産運用と呼ぶ事は難しい。
ほとんど0金利といっていい日本で、インフレ率が2%であれば、預貯金しておいたら年間2%の資産価値が目減りしてしまうという事になるんです。
だから 預貯金だけでは、資産を守る事は難しいという事なんですよ。
では、資産を守るにはどうすればいいのか?
もちろん安全性の高い預貯金は資産を守る為に大切です。
預貯金で資産が守れないと言っておきながらと思われるかもしれませんが、物価の事を考えなければ預貯金ほど安全な金融商品は無いからですね。
そして 物価下落であるデフレになれば、預貯金しれいればお金の価値が上がるという場合もあります。
しかし 資産運用という考え方では、低金利の日本の預貯金はあまり魅力的ではありませんが、守るという考え方であれば、預貯金を一番重要視する必要があるといえます。
そして 預貯金の天敵であるインフレ(物価上昇)によるお金の価値が下がる事に対しての対策を考える必要があるんです。
インフレに対抗する為には、リスクのある金融商品への投資しかありません。
インフレに強いとされているのは、株式や債権などです。
なぜ インフレに強いのかというと、インフレになると株式も上がり、債権も上がるという基本的な関係があるからなんです。
だから インフレによるお金の価値下落に備える為に、株式などの投資によっての資産運用も必要だという事なんですね。
でも 投資って難しそうだし、リスクが高すぎるって思われる方もいると思います。
実際 投資で稼ぐのは簡単ではありませんし、リスクも伴います。
しかし 何もしないで知らないうちに預貯金で損をしたくなければ、投資をある程度は学んで投資をするという選択肢を選べるようにしておく事も大切なんですよ。
もし投資を始めるのであれば、まずは、投資のプロに任せるととう「投資信託」から始めた方がいいかもしれません。
なぜなら 投資は奥が深く素人が簡単に稼げるというものでは無いからです。
→ 投資を始めてみようかな?そんな方は投資のプロが運用してくれる投資信託がいいかも?!
投資信託に興味を持たれた方はこちらのサイトを参考にしてみて下さい。
☆投資信託が学べるサイト
そして 為替相場の影響による通貨価値の減少への対策としては、外貨預金をしておくという方法があります。
外貨預金とは、日本のお金を外国のお金にかえて預金しておくって事です。
しかし 普通に銀行などで外貨預金をすれば手数料等が高くつくので、FXという外国為替証拠金取引の方がいいと思います。
FXは、少ない資金で多くの資金を運用する事が出来るハイリスク・ハイリターンな投資をする事ができる外国為替取引の仕組みですが、別に無理にハイリスク・ハイリターンな取引をしなければならないわけでは無いんです。
だから 少額資金を外貨預金と同じような感覚で運用する事も可能なんですね。
FXについて学びたい方はこちらのサイトを参考にしてみて下さい。
☆FXが学べるサイト
資産を守る為には、預貯金や他の資産運用のバランスが大切だという事です。
物価変動などを考えて 預貯金の割合や投資の割合を変える事で 資産を守れるという事なんです。
例えばの割合を考えてみますね。
物価の変動が小さい場合は、預貯金70% 投資信託20% 外貨預金(FX)10%
物価の変動が大きい場合は、預貯金40% 投資信託40% 外貨預金(FX)20%
こんな感じで、物価変動などを考えて預貯金などのバランスを変える事で、資産を守れるという事になるんです。
預貯金だけで資産を守る事は難しいのです。
だから 資産を守る方法を学ぶ事も大切なのではないでしょうか?