生活習慣で乳がんを予防できる?!乳がん検診を受けることで、乳がんを早期発見し大切な命を守りましょう!

健康

乳がん
一昔前までは「がん」は不治の病として考えられ、「死」をイメージしていたのではないでしょうか?

がんは発見が遅れ、末期の状態や転移した状態で見つかると治療がとても困難で、死亡リスクが高い病気であることは皆さんご存知だと思います。

 

しかし、早期に発見され、初期段階で適切な治療を受けることができれば、完治の可能性も十分にある病気です。

残念なことに、がんは初期症状が乏しいために気づきにくく、「あれ?おかしい?」と気になった時には、すでに進行している状態のことが多いようです。

では、国民の2人に1人が生涯のうちにがんになる時代がきているといわれている昨今、私が今、一番気になっている「乳がん」について考えてみたいと思います。

 

〇乳がんを早期発見するために

日本人の乳がん発症率は年々増加傾向にあり、今や16人に1人が「乳がん」に罹るといわれています。

このように、誰でもなりうる可能性があるのに、私たちは自分のこととは考えず、あまりにも無頓着ではないでしょうか?

 

がんを治すためには、早期に発見し、適切な治療することが不可欠です。

そのためには、「乳がん検診」を受診することがとても有効なのですが、残念なことに日本人の「乳がん検診」の受診率は先進諸国と比べて、最低レベルなのです。

乳がんは、ほかのがんに比べて進行がゆっくりのため、早期に発見し治療することで、転移や再発の危険性も低くなります。

 

乳がん検診

〇乳がん検診とは

乳がん検診には、問診・視触診からマンモグラフィ(乳房X線)検査や超音波(エコー)を用いた検診があります。

医師が目視で乳房にくぼみやひきつれがないか確認し、その後、直接手で触れてしこりがないか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物がないか等を診察します。

マンモグラフィ検査とは乳房をプラスチックの板で挟んで平らにし、X線撮影をする方法です。しこりになる前の石灰化した小さな乳がんを発見するのに適した検査方法です。

この検査では、病変が見つけやすくするために、乳房を出来るだけ平らにする必要があり、人によってはかなり痛みがあるようです。

 

超音波(エコー)検査は、乳房に超音波をあて乳房の内部の構造を観察することで、小さな病変を見つけることができます。数mmの小さなしこりを見つけたり、しこりの性状を詳しく調べることができますが、微細な石灰化を発見できにくいのが欠点です。

痛みはなく、X線を使わないので、妊娠中でも検査が可能です。

乳がんかどうかの確実な診断をするためには、検査を組み合わせて行うことがあるようです。

乳がん予防

〇乳がんになりやすい人の特徴は?

乳がんのもっとも大きな要因は、遺伝的なものだと言われており、親族に乳がんになった人がいる場合は、乳がんになる可能性が高くなると言われています。

年齢でいうと、30代後半から40代後半の方が一番乳がんの発症率が高い年齢と言われています。

しかし、食生活やライフスタイルの変化により、若い方にも乳がんが増えてきており、年齢による乳がん発生率の差が無くなってきていると言われています。

 

そして、出産経験が無い人や初産年齢が遅い人も乳がんになる可能性が高くなると言われています。

乳がんになる原因としては、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく影響しているため、初潮年齢が早かった方や閉経年齢が遅かった方も乳がんになる可能性が高いと言われています。

そして、喫煙者や過度な飲酒をする人は、乳がんのリスクが高くなるというデータもあるようです。

 

乳がん

☆乳がんを予防する生活習慣

定期的に乳がん検診を受診することはとても大切ですが、日常生活の中で普段から気をつけることで、乳がんになるリスクを少なくするように心がけることも重要です。

乳がんの原因には、欧米化した食生活の影響や、過剰なストレスなどがあげられます。

また、乳がんの発症には、女性ホルモンの卵胞ホルモンのエストロゲンが関与しています。

 

〇適度な運動で肥満を防ぐ

脂肪細胞でエストロゲンが生成されることから、肥満は閉経後の乳がんのリスクを高めます。

若いうちから運動の習慣をもち、日々の生活の中に適度な運動を取り入れることが大切です。

また、カロリーの過剰摂取は乳がんのリスクを高めるだけでなく、糖尿病等の生活習慣病も招きますので、肥満には気をつけたいですね。

 

〇イソフラボンを摂取する

イソフラボンを含む大豆製品を積極的に食べましょう。イソフラボンには、エストロゲンと拮抗して働き、エストロゲンの働きを弱めることで、乳がんの発生を抑えると考えられています。

 

〇ストレスをためない

忙しい現代社会においてストレスはつきものですが、ストレスをためない、ストレスと上手く付き合うことがともて大切です。音楽を聴いたり、本を読んだり、リラックスできる時間をゆっくりと過ごしましょう。

 

〇喫煙・アルコールの摂取

喫煙習慣のある人は、非喫煙者に比べて乳がんの発症リスクが高いことが分かっています。

健康維持のためにも禁煙されることをおすすめします。

また、アルコールも全く飲まない人と比べると乳がんの発症リスクが高いことが分かっています。

乳がんを予防するためにも、適度な飲酒を心がけましょう。

 

〇自分の胸に関心を持つ

毎日、お風呂に入る際に自分の胸を鏡に写してみて、いつもと変わりがないかを確認する習慣をつけましょう。

定期的に観察をすることで、いつもと比べておかしいところがあれば、すぐに発見することができます。

 

乳がん検診を受ける

〇乳がん検診を受けましょう!

自覚症状が全くなくても、定期的に「乳がん検診」を受けることが当たり前という、定期健診の習慣が根付いてほしいと思います。

もし、乳がんになったとしたら辛く苦しい思いをするのは本人だけでしょうか?

きっと本人だけでなく家族や友人など周りの人たちも辛く悲しい思いをすることになるのではないでしょうか。

大切な人を悲しませたくないですよね。

 

もっと「乳がん」に関心を持ち、早期発見するためにも定期的に「乳がん検診」を受診しましょう!

また、バランスの良い食事、適度な運動など「乳がんを予防する生活習慣」に心がけ、健康的な毎日をおくりましょう!!

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