料理をする人ならわかると思うが、玉ねぎを切ると、勝手に目から涙が出てきますよね。
感動しているわけでもないし、辛いわけでもないのに・・・。ただ目にしみるのだ。
今日は、ハンバーグを作っていたのだが、玉ねぎを切っていると目から涙がボロボロと出てきたために、玉ねぎについて調べるようと思った次第です。
〇玉ねぎとは?!
玉ねぎとは、鱗茎(節と節の間の短縮した草を支える部分の茎に、養分を蓄えた肉厚のうろこ状に重なる厚い葉が多数、重なって、球形をしているもの)が食用にされる根菜です。
ねぎは、根を食べるところから「ねぎ」と言う名前なったのです。
玉ねぎの歴史は古く、紀元前のエジプト王朝時代には労働者に配給されていました。
原産は、中央アジアでのちに欧州側に広まって行きました。
日本人は、いつごろから玉ねぎを食べるようになったのでしょうか?
日本に玉ねぎが伝わってきたのは、エジプト人が食べていたころよりはるか未来の18世紀です。
南蛮船が長崎に玉ねぎをもって来たのがはじまりだと言われています。黒船来た~~~。
そして 玉ねぎが本格的に栽培されるようになったのは、明治時代からです。
日本での玉ねぎの歴史は意外と浅いみたいですね。
日本で 最も玉ねぎを栽培しているのは北海道です。
玉ねぎの5割は北海道で作られています。
2個に1個は北海道産って事なので、玉ねぎをみたら北海道のことを思いだしてしまいそうですね。
では、そろそろ本題の玉ねぎによって引き起こされる「目」が痛い!!に対処する方法について紹介していきます。
☆玉ねぎで涙を流さない方法!
そもそも 玉ねぎが目にしみるのは、玉ねぎの中にふくまれる「硫化アリル」という成分が原因です。
玉ねぎを切ることで この「硫化アリル」がガス化して鼻や目を刺激することによって涙や鼻水がでるのです。
だから「硫化アリル」をガス化させない工夫をすれば、鼻や目を刺激しないので、目からボロボロと涙を流さなくてもよくなるという事です。
では、「硫化アリル」をガス化させない対処法を紹介します。
・切りながら水につけていく。
硫化アリルは、水に溶けだします。
だから 水につけることによって 硫化アリルがガス化することを抑えることができますので、切りながら水につけることで目にしみにくくなるんです。
・切れ味の良い包丁を使う
玉ねぎを切るときは切れ味の良い包丁をつかいましょう。
硫化アリルは細胞内に含まれていますので、細胞が破壊されればされるほど硫化アリルが出てくるということになります。
だから 包丁の切れ味がよいとそれだけ細胞が破壊されないから硫化アリルが少なくなり、目にしみにくくなるという事です。
そして 包丁に水をつけることでより硫化アリルがガス化されにくくなりますので、玉ねぎを切ったら包丁を水で流すを繰り返せばいいんです。
これは硫化アリルが包丁についている水にとけだすためですね。
・玉ねぎに熱を加える!
さらに 玉ねぎに熱を加えることで目にしみる成分を抑えることができます。
硫化アリルの成分が変わるためです。
レンジで20秒ほど加熱することで、目にしみにくくなります。
ただし あまり長時間レンジで加熱すると風味が変わってしまいますので気を付けてください。
・逆に玉ねぎを冷やす?!
そして 玉ねぎを切る前に冷蔵庫で1時間程度 冷やした方がいいんです。
玉ねぎを冷やすことによって硫化アリルの発散が抑えられますので、目にしみにくくなるんですね。
しかし ずっと玉ねぎを冷蔵庫に入れておかない方がいいんですよ。
長時間 玉ねぎを冷蔵庫にいれておくと芽が成長して風味が落ちるためです。
・玉ねぎを切るときに割りばしをくわえる???!
そして、なんと割りばしを横にして口にくわえると、玉ねぎを切っても涙がでなくなるのです。
通常、玉ねぎを切ると、硫化アリルという成分によって涙がでますが、割りばしを口にくわえると、口の中が乾燥しないように唾液をだすことが優先されるので、涙がでにくくんるんですね。
これらの技を複数、同時におこなうことで 目から涙がボロボロという感じにはならなくなるでしょう。
後は、玉ねぎを切る時に ゴーグルを付けたりなどの方法もありますよ。
これからは、目のしみない玉ねぎの切り方を実践した楽しく料理を作ってみてはいかがですか。お試しあれ!!(*^▽^*)