私が計算するときに使用するのは電卓です。
そろばんで計算するという人もいるかもしれませんが、今では電卓を使って多くの人が計算をしています。
現在では電卓は100円ショップでも買える品物になりました。
電卓はとても便利な計算機で、キーを押すだけで足し算や引き算だけでなく、割り算や掛け算、√や四捨五入などができますし、他にもいろいろな機能が存在します。
計算速度も一瞬で素早く計算することができます。
だから電卓はとても便利な道具になります。
今では普通に売っている電卓ですが、今の電卓が完成するまでには、とても長い道のりが存在することを知っているでしょうか。
〇計算機の歴史
電卓は電子卓上計算機という意味です。
電子回路によって計算を行う機械であり、卓上という名前からわかるように電卓は机の上におけるサイズの計算機になります。
今では机に上に置けてサイズをとらない計算機の電卓は当たり前ですが、昔の計算機は今の計算器とは全く違うものでした。
今では電子で動く小さくて高性能な計算機の電卓が主流になっていますが、最初の計算機は電子ではなく、手回し式の中で歯車が回って計算する計算機でした。
そのため、計算が終わるまで回さなければならず大変時間がかかったようです。
また、歯車が入っているため、機械が大きく、キーは桁ごとに設けられ、回転させて数字を選ぶものでした。
そして続いてでてきたのが、電動式の計算機です。
歯車が、まわることによって計算がされるのは変わりませんが、手動で回すのではなく、電気の力を利用して、歯車を回して、計算するという計算器です。
当時としては、かなり優れた商品であったかもしれませんが、電気で中の歯車を回すということなので、機械内から、大きな音がしていたようです。
手動からは大きく進化しましたが今の計算機とは比べものになりません。
サイズも今のものよりも大きく、音もうるさいという欠点もあり、歯車式であるため計算をするのにも時間がかかりました。
ただ、手で回さなくてもよい、機械計算機ということです。
このように、歯車を使用する計算機は、どうしても機械音がしてしまうという欠点がありました。
そして、その欠点を克服したのが電気計算器です。
電気計算機はリレー式計算機といも言われ、歯車を一切使わずに、電気回路で処理するという画期的な技術を使った計算機でした。
電気の通る音は無音であり、電気は素早く通るために歯車式の計算機に比べて計算速度が速いという優れものでした。
しかし、電気回路を使用する電気計算機はとても大きいという欠点がありました。
また、早くはなったものの、今の電卓にはまだ速度がおよびませんでした。
そこで登場するのが、今では主流となった電子計算機です。
電子計算機は、計算機界を大きく変えた革命的な存在となりました。
電子計算機は無音で、どの計算器よりも高速でありながら、机における大きさまで小さくすることができるというとても優れた計算機だったのです。
この計算機が現在の電卓の始まりになるのです。
今、私たちが当たり前のようにつかっている電卓ですが、とてつもない時間と多くの人の努力により進化を遂げた努力の結晶とよんでもいい製品なのです。
電卓を使うときは、感謝をこめてキーをプッシュですね。(*´∀`*)
〇電卓の歴史
計算機が進化を遂げてできた電卓ですが、開発当初の電卓はとても大きく、今の電卓とはくらべものにならない重量、なんと重量が約14kgもありました。
そして、値段もかなり高く、当時は$1,000もしたようです。当時は、1ドル=360円だったということになるので、日本円に換算すると360,000円ですが、現在との貨幣価値が違うので、現在ではもっと高いということになります。
そのぐらい、発売当初の電卓は値段が高く、庶民が買えるような品物ではなかったのです。
しかし、この電卓が発売されてから電卓の開発が急速に進み、電卓の値段が4万円程度まで下がったので、庶民でもなんとか買える値段になってきました。
そして、電卓は少しずつ世界に普及し始めたのです。
そして、CASIOが「カシオミニ」を発売して電卓が急激に広まりました。
「カシオミニ」は当時、一般に販売されていた電卓の4分の1という価格で販売されました。
つまり、1万円程度で販売されたのです。この急激な値下げによって電卓が庶民にも低価格なので、電卓がいきわたるようになり、多くの人が電卓をもつ時代になったのです。
今、私たちの生活には欠かせない、当たり前の存在になっている電卓が普及しているのは「カシオミニ」のおかげかもしれません。
何気なく使っている電卓にはこれほどの歴史があるのです。
先人の知恵や努力により、進化をした電卓に感謝ですね。