あなたのお家、お部屋、職場の机は、整理整頓ができていますか?
自信をもって、整理整頓ができていると言える人をとてもうらやましく思います。
私は「整理整頓」が苦手です。どうしても片付けができず、どんどん物が増えていき、とりあえず人目につかないように引出しや押し入れの中などに無理やり押し込んでいます。
なので、ものを探すときはもう大変です^^;
「整理整頓が上手くできないのは、どうしてなんだろう?」と思いつつも、「性格だから仕方ない」って言い訳しながら、諦めているところもあります。
しかし、「整理」「整頓」を理解し、コツをつかむことで片付け上手に変身できるのではないでしょうか?
「整理」「整頓」を理解して、片付け上手になっちゃいましょう!!
☆「整理」「整頓」を知ろう!
まず、1つの言葉として使っている「整理整頓」ですが、実は「整理」と「整頓」は違った意味を持っているのをご存知でしょうか?
「整理」とは「乱れた状態のものを整えて、きちんとすること」「無駄なもの、不要なものを処分すること」をいいます。
「整頓」とは「散らかり乱れている物を、定位置に戻してきちんとかたづけること」をいいます。
2つの言葉の違いから「整理整頓」を説明すると、まず「必要なもの、不要なものに分けて、不要なものを処分する」という「整理」を行い、次に「必要なものの置き場を決めて、きちんと片付ける」という「整頓」を行うことを「整理整頓」というようです。
仮に、とてもきれいに掃除がされている部屋があるとします。爪切りを探してもなかなか見つからず、どこにしまったか分からないとします。
そうすると、この部屋は整理がされていても、整頓がされてないということになりますよね。
このことから「整理」だけ出来ても、本当の意味で片付けられていることにならないのです。「整理」「整頓」の両方が出来てこそ、片付けができていることになりますね。
〇どうして整理整頓ができないの?
整理整頓が得意な人がいるのはもちろんですが、私のように苦手な人も多くいると思います。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
物があり過ぎて整理整頓ができない人が多いのではないでしょうか?
そもそも物が少なければ整理整頓がラクに行えそうですよね。
物をどんどん購入するのに、捨てることが出来ないと収納できない量の物で、部屋などがあふれかえってしまいます。
そして、とりあえずどこでもいいからしまうという物を押し込める方法をとれば、整頓ができていない場所がどんどん増えていき、どこから手を付けていいのかさえ分からなくなってしまします。
整理整頓ができない負のスパイラルにハマってしまうのです。
整理整頓ができない人は、物を捨てられなかったり、整理整頓の方法がわからないだけなのです。
〇整理整頓ができない特別な理由があった!?
しかし、どうしても整理整頓ができないと悩み、苦しんでいる人の中には、病気の可能性があるようです。
ADHD(注意欠陥多動性障害)といって、脳の機能不全が原因なのではないかと考えられている病気です。
ADHDの人は、注意の対象が移りやすく、気が散りやすいという特徴があります。そのせいで、物の置き場を間違えたり、忘れてしまったり、身の周りの整理整頓がうまくできないことがあります。
決断が出来ないことから物を捨てられない人が多いようです。
整理整頓したい気持ちもあるし、片付けようともしているのですが、周囲からの病気に対する理解の無さから誤解を招くこともあるのです。
あくまでも脳の機能障害であり、決して怠けているわけではないのですので、周りの人のサポートと本人の努力次第で整理整頓ができるようになることも可能です。
そんな人は、整理整頓できない自分を責めずに、きちんと受け入れ、そして整理整頓のコツを理解し、自分なりのルールを作ることから始めてみませんか?
☆整理整頓のコツを知れば整理整頓ができる?!
最近、汚部屋やゴミ屋敷という言葉を耳にすることがあります。
私も「整理整頓」が苦手だと言いましたが、踏み場もないほど汚いという訳ではなく、いろいろなところにしまい込んでいて、必要なときに必要なものを取り出すことができない状態です。
そんな私でも、ちょっとしたコツを掴めば、整理整頓ができるようになりそうです。
1.仕分けする
まず、整理整頓したい場所(机の引き出し等)に入っている物を出して空っぽにします。そして出した物すべてを必要な物、不要な物に分けます。
このとき、必要か不要かを迷った場合は、最近一年間で使用したかを考えます。(大切な思い出等は迷わず、必要な物として大切に整頓しましょうね。)
2.仕分けの結果、不要と判断したものは捨てる
この一年全く使用しなかった物は、不要な物として容赦なく捨てる。これ鉄則です。
この一年に使用しなかった物は、この先一年でも使用しない可能性が大ですので、「いつか使うかも」という考えは捨てましょう。
1.2.のステップを行うことで、必要な物として自分が何をどれくらい所有しているかが把握できます。
3.配置場所を決める(配置する)
最後に、必要なものに「その物の定位置」を決めます。定位置を決めたら、そこ以外には置かないことが鉄則です。
使い終わったら、定位置に戻す。これなら簡単にできそうですね。
〇整理整頓ができる人は、仕事ができる人だ!
今、購入しようとしている物は本当に必要ですか? 購入した後に、その物はどこに置きますか?
購入前に、自問してみましょう。
するとその物が本当に必要な物かをもう一度考えることができます。
不要な物を増やさないことも整理整頓のコツです。
私も、まず分けることから初めてみます。不要な物を捨てて、必要な物には定位置を決めていきたいです。
整理整頓が苦手な人は、仕事においても評価を下げてしまいがちです。なぜなら、書類や道具がすぐに出せないことにより、物探しに手間をとったり、仕事の着手に時間がかかってしまうことになりかねないからです。
また、見た目においても書類や道具が乱雑に置かれていると不潔な感じがして、仕事ができそうに見えませんよね。
ということは、整理整頓ができる人は、仕事においても能率よくできる人なのです。
私も自信はありませんが少しずつ整理整頓を実践しますので、皆さんもできないと諦めるのではなく、整理整頓に挑戦してみてください。
不要な物を購入しないだけでも、無駄な出費が減り、きっと生活向上に繋がりますよ。