有名なカニといえばズワイガニとタラバガニではないでしょうか?
他にも毛ガニやワタリガニ、花咲ガニなどもありますね。
ズワイガニとタラバガニはどちらも美味しいのですが、ズワイガニはカニですが、タラバガニはカニではなくヤドカリの仲間だと知っていましたか?
ちなみに花咲ガニもヤドカリの仲間です。
☆タラバガニとズワイガニは全く違う?!
タラバガニは、カニのようなハサミがあるためカニに見えますが、ヤドカリの仲間になります。
また、良く見るとズワイガニなどのカニとは見た目も違うことがわかります。
タラバガニを見る機会がある人は、ぜひ、タラバガニを観察してみてください。
○タラバガニは他のカニと体がいろいろと違う?!
よく見るとタラバガニが、カニとは違うところがあることに気づくはずです。
まず、ズワイガニとタラバガニを比べるとわかりますが足の数に違いがあります。
ズワイガニは、ハサミが2本と足が8本あり、合計で10本の足が確認できますが、タラバガニを見るとハサミが2本と足が6本しかありませんので、足の数でもカニとの違いが確認できるのです。
足の数を考えると、4人家族ならタラバガニ、5人家族ならズワイガニがおすすめですね。(*^―゜)
しかし、実際にはタラバガニには、もう2本の足があるのですが、小さくてよく観察しないと確認することができませんし、食べられるほどの大きさではありません。
そして、タラバガニは、顔がカニではありません。
カニといえば目が離れているイメージはないでしょうか?
私の主観ですが、カニは目が離れているイメージがあります。
しかし、タラバガニの目は、少ししか離れておらず近い距離にあります。
だから、タラバガニは、普通のカニと違い、寄り目でありヤドカリに似ています。
○タラバガニは縦方向に移動ができる!?
カニは、普通は横にしか移動できないといわれており、縦に移動することができませんが、タラバガニは、カニではなくヤドカリなので、横にしか移動できないということはないのです。
タラバガニの場合は、縦と横両方に移動することができるのでカニとは違う動きをすることができるのです。
タラバガニを食べたいから通販で、購入しても、すでに死んでしまったタラバガニでは動きを見ることができません。
だから、タラバガニの動きを見たければ、水族館など行って確認してみてください。
○タラバガニの「みそ」は食べられない?!
皆さんはカニみそが好きだろうか?
私はカニみそが結構好きなので、カニを買った時は、どのぐらいみそが入っているかで喜びが変わってくるのですが、タラバガニを買ってもみそはいりません。
ちなみに、カニみそは脳みそではなく、中腸線といわれる肝臓と膵臓を掛け合わせたような臓器のことです。
なぜ、タラバガニを買ってもみそはいらないのかというと、タラバガニのみそは食べられないわけではないですが、あまり美味しくないのです。
タラバガニのみそを食べたことがありますが、味がなくて美味しくなくて一口で捨てた記憶があります。
タラバガニのみそは、多くの人がイメージしているカニみそではないのです。確実にズワイガニのみそに劣ります。
また、タラバガニのみそは、基本的に食べないので捨てます。だから、タラバガニは店頭に並ぶ時には、みそが取り除かれていることが多いのです。
☆美味しいタラバガニを食べるには?!
美味しいタラバガニが食べたいならオスが良いといわれています。
なぜなら、メスのタラバガニは卵に栄養素が取られてしまうために、身の味が落ちてしまうのです。
そして、タラバガニのメスは日本では取ってはいけないことになっているので、輸入ものになります。
しかし、オスのタラバガニの中にも脱皮をした直後で栄養がなくて、身が少なくスカスカの物も存在します。
だから、ネット通販などでタラバガニを購入する際は、お店の評価をきちんと確認することをオススメします。
そして、タラバガニが美味しい時期ですが、タラバガニの旬は年に2度あり、11月~2月と4月~5月といわれています。しかし、漁獲地によって違いがあります。
でも、やはりタラバガニといえば、冬の鍋ですので、1月に食べるタラバガニが一番美味しいのではないでしょうか?!(個人的な意見です。(*^―゜))
そして、タラバガニを購入する際ですが、タラバガニの「みそ」は美味しくないので、身を安く沢山食べたい方は、基本、タラバガニは重さでの販売になりますので、足だけを購入した方がお得ですよ。