ロブスターと言えば、高級食材として有名ですが、皆さんはロブスターを食べたことがあるだろうか?
ロブスターですが、エビに似ているのでエビだと思っている方もいるかもしれませんが、エビではなくザリガニの仲間なのです。
ちなみにロブスターと同様に高級食材として知られている伊勢海老は、その名の通りエビです。
そんな大きいエビのようなロブスターと伊勢海老の見た目の違いが分からないという人もいると思いますが、見た目で大きな違いがあります。
それは、ハサミです。
ロブスターは、大きなハサミを持っていますが、伊勢海老にはハサミがありません。
そんなロブスターには寿命がないと言われているのを知っていますか?
なぜロブスターには寿命がないと言われているのかについて説明してみますね。
○ロブスターに寿命がないのは脱皮に理由があった!
ロブスターも年を重ねるごとに老化して、肉体や内臓機能などが低下してしまうことが知られています。
内臓機能が低下していけば、いずれ機能不全に陥って死んでしまうことになりますが、ロブスターは死にません。
なぜなら、ロブスターは脱皮の時に老化してしまった古い内臓を捨ててしまうからです。
「内臓を捨てて大丈夫なの?」と思うでしょうが、脱皮の時に新しい内臓を作るので古い内臓は捨ててしまって問題ないのです。
つまり、ロブスターに寿命がない理由は、脱皮する度に新しい内臓と肉体を手に入れて生まれ変わるからなのです。
脱皮することで、徐々に体のサイズは大きくなっていきますが、ロブスターの体の中は、ずっと若い状態を保っているのですね。
このように脱皮することで生まれ変わるロブスターには、寿命がないと言われているのですが、不老不死ではありません。
○当たり前だが捕食されてしまえば死ぬ!
ロブスター、は内蔵が生まれ変わるので理論的には寿命が存在しないのですが、他の生き物に捕食される可能性があります。
ロブスターの一番の死因は「捕食」される事なのです。
人間やタコ等の甲殻類の天敵によって食べられてしまうことで死んでしまうのですね。
悲しいことに奴らロブスターは、美味いから長生きすることができないのです。
ロブスターには、寿命が存在しませんが、不老不死ではないのですね。
もちろん。餌がなかったりすることでも死んでしまいます。
しかし、寿命がないので非常に長生きすることもあり、2009年にニューヨークで発見されたロブスターは推定140歳だったそうです。
だから、他の生き物よりも圧倒的に長生きなのです。
そして、ロブスターの死因には脱皮の失敗があります。
○ロブスターは脱皮で死ぬこともある?
ロブスターは脱皮することによって、寿命がなく生きていけるのですが、脱皮が原因で死んでしまうことがあるのです。
脱皮の時は、非常に無防備な状態になるので、他の動物にとっては狙い時になるため、脱皮中に捕食されることも多いのですが、捕食されなくても脱皮によって死んでしまうことがあるのです。
脱皮は生き物にとって非常に体力を消耗する行動であり、脱皮をしながら体力がつきて死亡する可能性もあるのですね。
そして、脱皮に時間がかかるほど体力の消耗が激しくなるので、大きなロブスターほど脱皮のときに死にやすくなるようです。
つまり、大きなロブスターは他のロブスターに比べて死にやすいということになります。
なんと、ロブスターは脱皮で長生きすることができますが、脱皮が原因で死ぬ可能性が高いようです。
脱皮に成功し続ければ、永遠に生きることはできるかもしれませんが、ロブスターは脱皮に失敗してしまうことがあるから死んでしまうのですね。
ロブスターに寿命がなくても、厳しい自然界では生き残っていくことは難しいということですね。
だから、寿命がないと言われるロブスターですが、このように捕食されたり、脱皮の失敗により死んでしまうので、ロブスターの平均寿命は人間よりも短いようです。
○基本的に人間よりも寿命が短い?!
長寿な生き物であるロブスターですが、推定70歳生きたロブスターは、かなり珍しいと言われています。
つまり、ロブスターの平均寿命は70歳以下なので、ロブスターと人間を比べると人間の方が、平均寿命が長いことになります。
ロブスターを羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、ロブスターよりも人間の方が長生きなのですね。
ちなみに他にも寿命がないと言われている生物がいます。
それはベニクラゲと呼ばれるクラゲです。