たくさんの犬が存在していることは知っていると思いますが、世界にどのぐらいの犬の種類が存在するのかを知っているでしょうか?
なんと非公式の犬種も含めると、世界には700種~800種もの犬種が存在するといわれています。
そんな多くの犬種が存在する犬ですが、種類によって寿命に違いがあるのです。
犬の平均的な寿命は10~15年程度が多いのですが、犬種によっては寿命が10年よりも短いことが多い犬種もいますし、もっと長い犬種も存在しているのです。
犬の寿命について気になったので調べてみることにしたのです。
〇大型犬は小型犬よりも寿命が短い!?
勝手なイメージで大型犬の寿命が長くて、小型犬の寿命が短いと思っていたので、私が思っていたのとは逆でした・・。
犬の寿命は、10~15年といわれていますが、犬の大きさによっても寿命に違いがあり、大型犬に比べて小型犬の方が、寿命が長くなるといわれています。
大型犬としてよく知られているゴールンデンレトリバーの平均寿命は、10~12年程度といわれるのに対して、ミニチュアダックスフントは、14~17年程度の平均寿命だといわれています。
このように、サイズによって寿命に差があるのは、大型犬は体の大きさに対して、心肺機能が低いためといわれています。
元々、犬は中型犬程度のオオカミの交配を重ねて生まれたので、犬の大きさに対して心臓の大きさの差が少ないとされています。
大型犬は体が大きくなったけど、体に比べて心臓や肺が小さく、心臓や肺などの体にかかる負担は大きくなり寿命が短くなってしまうと考えられています。
小型犬は、体が小さくなったので、体に比べて心臓が大きく心肺機能が高くしっかりしているため寿命が長くなったといわれます。
犬種よっても違いはあるのですが、大型犬ほど寿命が短いことが多く、小型犬ほど寿命が長い傾向が高いのです。
○人間と犬の年齢比較
犬の年齢を聞いても、イメージがわかない・・・。若いの?年老いているの?
そんな方のために犬の年齢を人の年齢と比較して紹介しておきますね。
実際の年 | 小型犬・中型犬の年齢 | 大型犬の年齢 |
1歳 | 15歳 | 12歳 |
2歳 | 24歳 | 19歳 |
3歳 | 28歳 | 26歳 |
5歳 | 36歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 | 54歳 |
10歳 | 56歳 | 75歳 |
12歳 | 64歳 | 89歳 |
15歳 | 76歳 | 110歳 |
このように、人と犬の年齢を比較することができます。
犬の大きさによって寿命が違いますので、小型犬と大型犬では、人との年齢比較に違いがあるのですね。
この年齢比較を見てみると小型犬・中型犬は、大型犬よりも最初は歳を取るスピードが早いのがわかります。
小型犬・中型犬は、1歳の時点で人間の15歳、2歳になったら人間の成人を超えて24歳となりますが、大型犬は、1歳の時点で人間の12歳で、2歳になっても19歳なのです。
しかし、人間の年齢で5歳の時には、小型犬・中型犬は36歳ですが、大型犬は40歳と大型犬の年齢が逆転するのですね。
犬全般で人間と比較すると、犬は人間の7倍のスピードで年齢を積み重ねていくのです。
そして、世界最長寿の犬だといわれているのがオーストラリアン・ケルピーという犬種の「マギー」です。
2016年4月に亡くなってしまいましたが、30歳で亡くなりました。
人間の年齢でいうと、犬は人間の7倍のスピードで歳をとるといわれているので30年×7=210歳?!という驚くほど長生きをした犬が存在していたのです。
犬の大きさによって、年齢や寿命が違うのですが、他にも寿命に関係することがあるのです。
〇雑種は長生きで病気になりにくい!?
犬は犬種によって、サイズや見た目に違いがありますが、犬という同じ種の動物であり、犬種が違った犬同士でも子犬は産まれます。
基本、サイズが近い犬種での雑種が生まれるのが一般的ですが、小型犬と大型犬の雑種も少ないですが存在しているのですね。
なぜ、犬が犬種によって見た目などが大きく違うのかというと、人が犬を何代も交配して環境に適した犬種や人のためとなる犬種を求めたからなのです。
そして、何代も似たような特徴や見た目の犬を掛け合わせることで、環境に適した犬種が生まれたのですが、それと同時に病気の原因の遺伝子が受け継がれてしまい、純血種の犬は遺伝的に病気を発症しやすくなったと言われています。
対して、雑種の犬は、犬種の違った親犬から遺伝子を受けつぐため、犬種特有の遺伝病を発症しにくいとされます。
そのため、純血種と雑種の犬では、雑種の方が遺伝病を発症しにくく、寿命が長くなるといわれているのですね。
そして、犬を育てる環境・室外と室内でも寿命が変わるのです。
〇犬は室内で飼育することで寿命が延びる?!
犬は、屋外で飼育する家もあれば、家の中で飼育する方もいますよね。
犬は、室内で飼育した方が長生きするようです。
屋外での飼育は、自然でのびのび犬が生活できるので健康に良さそうですが、外は、暑かったり、寒かったりするので、体に負担がかかるのです。
そして、雨などで体が濡れたり、泥で体が汚れたりと体にあまりよくない環境になりやすいですし、外の方が犬はストレスを感じることが多いようです。
対して、室内での飼育は、なんだか不健康的に思うかもしれませんが、人に合わせて室内の温度を調節していますので、外に比べて気温は安定しているので体への負担が少ないのです。
そして、室内ではキレイで清潔な環境なので犬はストレスをあまり感じないようなのです。
だから、犬は室内で飼育した方が長生きすることができるのですね。
しかい、室内飼育の場合でも、散歩が少ないと運動不足によって不健康になりストレスを感じてしまう場合がありますので、そうならないためにも適度に散歩させあげましょう。
犬の寿命のことをいろいろと紹介しましたが、犬と家族の一員として暮らしている方は、少しでも長く一緒に暮らしたいと思いますよね。
○犬を長生きさせるための方法
犬は家族だという方も多くいますが、可愛がって好き勝手に育てると短命になる可能性がありますよ。
愛犬とできるだけ一緒にいるためにも、犬を長生きさせるための方法を学んじゃいましょう!
基本、犬も人と同様に健康的に暮らせば、健康的に長生きする可能性が高くなります。
だから、健康的な食事と適度な運動、そして、ストレス解消のために散歩や遊ぶって感じですね。
そして、日々の健康管理です。体重や毛並み、体の変化を観察して異常がないか気にかけてあげましょう。
また、定期的に病院に連れて行って健康診断をすることも病気の早期発見になります。
このように健康に気を付けてあげれば、犬は長生きすることができる可能性が高くなるのですね。