遺伝子操作によって生まれる「デザイナーベビー」を知っていますか?理想の人間を生みだすことができる時代になる?!

子ども

デザイナーベビー
誰もが自分の子は天才だと希望的観測を持つことがあると思います。

夫婦共に凄い才能を持っている方であれば、子どもも凄い才能の持ち主である場合もありますが、一般的な夫婦の場合は、生まれてくるのは普通の子どもですよね。

鳶が鷹を産むという言葉もありますが、基本、蛙の子は蛙というように、子どもの性質や能力は親に似るものだということです。

 

このように子どもは、親と似たようになるのが宿命なのですが、その宿命は親の遺伝子によってある程度は決められているのですね。

自分に似た子どもだからこそ愛おしいのですが、できれば自分の子どもを才能豊かな人間にしたいと思うのが親心です。

だから、子どもの教育に熱心になる親が多いのですね。

 

しかし、遺伝子操作によって才能豊かな子どもを誕生させることができるようになるかもしれないのです。

「デザイナーベビー」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

デザイナーベビーとは、受精卵の段階で遺伝子操作をすることによって、外見や知能、体力など変えて生まれてくる赤ちゃんの事です。

遺伝子操作をすることで、スポーツ万能で超天才な赤ちゃんを生むことができるかもしれないのです。

 

遺伝子

〇「デザイナーベビー」って、どんな赤ちゃんが誕生するの?

遺伝子は、人間を作るための計画図なので、生まれてくる前の遺伝子を組み換えることで、赤ちゃんの特徴を変えることができ、親が願った子どもを誕生させることができるのです。

例えば、青い瞳をした子どもが欲しいと思えば、黒目の遺伝子を取り除き、青目の遺伝子に組み換えることで、青目の子どもが誕生することになります。

このように遺伝子を組み換えれば、望んだ赤ちゃんを誕生させることができるということです。

 

遺伝子を組み換えることで、赤ちゃんをデザインするように感じるために、デザイナーベビーと呼ぶのですね。

そのほかにも、高身長にしたい、頭を良くしたい、運動神経を良くするなど、遺伝子の場所が変わるようになれば、望んだ特徴を持った赤ちゃんを誕生させることができるのです。

ただ、生まれてくる赤ちゃんの遺伝子を勝手に組み換えるのは、技術的な問題と倫理的な問題があります。

 

〇デザイナーベビーは親に似ていない?!

遺伝子操作によって親が望む特徴を持って生まれてくるデザインベビーですが、遺伝子操作によって親子が似ていないことが予想されます。

特に外見的特徴の遺伝子を変化させれば、親と全く違った特徴を持った子供が生まれてくることになります。

元となっている遺伝子は、両親からもらった物であり、一部を遺伝子組み換えてしているので、両親には違いはありませんが、子どもが、両親のもっていない遺伝子を持っていることも確かです。

さらに、個人的な予想ではありますが、人気の遺伝子組み換えができれば、生まれてくる多くの子どもの遺伝子が似てくる可能性もあります。

 

保育園に行ったらよく似ている子どもがたくさん!?想像すると、ちょっと怖いですよね。

デザイナーベビーが誕生し始めれば、見た目が良く似た子ども達で溢れかえるかもしれません。

やはり、多くの親が理想とする子供は、他の親も理想としている可能性が高いですからね。

 

赤ちゃん

〇デザイナーベビーは病気を予防することも可能?!

デザイナーベビーは、外見的な特徴や知能、体力だけでなく、病気を予防することも可能です。

私たち人間の遺伝子の中には、糖尿病になりやすくなる遺伝子やガンになりやすくなる遺伝子、ハゲになる遺伝子など様々な遺伝子が存在しています。

だから、病気になりやすくなる遺伝子を取り除き、病気をなりにくくなる遺伝子を組み込めば、病気を予防することも可能なのです。

 

病気は、遺伝子だけでなく環境影響もありますが、遺伝子の影響が取り除かれれば、病気になる可能性を大幅に減少させることが可能です。

結果的に長生きしやすくなり、平均寿命が150歳になることもあるかもしれません。

また、遺伝によって発症してしまう病気の遺伝子を取り除いてしまえば、遺伝病を撲滅することも可能かもしれません。

 

遺伝子組み換え

〇絶対に望んだ子どもが生まれて育つわけではない!

デザイナーベビーは、遺伝子の組み換えにより、望んだ子どもが生まれてくるわけですが、必ず望んだ特徴を持った子どもに育つとは限りません。

子どもの特徴は、遺伝子だけでなく、環境要因も大きく関係があり、遺伝子が同じ一卵性双生児であっても全く同じ性格になることはありません。

遺伝子操作された子どもであっても、環境によって大きく変わる可能性もあるのです。

 

さらに、遺伝子は分裂を行う際に、変異や欠損をする可能性があり、赤ちゃんの特徴が変化してしまうこともあります。

例えば、高身長を望んでいたのに、遺伝子が欠損して身長が高くならない可能性もあるのですね。

いくら赤ちゃんの遺伝子を変えたとしても、必ずしも思い通りの赤ちゃんが生まれてくるわけではないのです。

ベビー

○デザイナーベビーの問題点

生まれてくる赤ちゃんを才能豊かにできるのは素晴らしいことではありますが、遺伝組み換えによって生まれてくるデザイナーベビーにはいろいろな問題があります。

問題としては、遺伝子操作によっての副作用的な問題が発生する可能性もありますし、思い通りに遺伝子を操作できているのかは、すぐにはわかりません。

そして、人間の遺伝子を操作して子どもを誕生させていいのかという倫理的な問題もあります。

 

また、遺伝子組み換えには、多くの費用がかかると予測されるので、遺伝子組み換えは裕福な人の特権になる可能性が高く、才能をお金で買える時代になり、格差がもっと広がることになるという問題も発生するかもしれません。

裕福な人の子どもは、才色兼備、秀外恵中となり、生まれる前から人生がある程度決められることになるかもしれないということです。

デザイナーベビーには、このような様々な問題がありますが、あなたはデザイナーベビーについて反対ですか?それとも賛成ですか?

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