あなたは累進課税を知っていますか?
所得税とかで他人と自分の税率が異なっているのを知っていますか?
累進課税という言葉を昔、学校等で学びましたが、その中の内容等を詳しく知らなかったので調べてみることにしました。
累進課税とは、課税標準(税額を計算する上で基礎になる課税対象を指す言葉です)が増えるほど、より税率が高くなっていくという課税方式のことを言います。
累進課税には二つの方式がありり、単純累進税率方式と超過累進税率方式の2つです。
まず、単純累進税率方式について説明していきたいと思います。
単純累進税率方式とは、課税標準が定められた一定の額を超えた時、課税標準の全体に対して高い税率を適用することをいいます。
続いて超過累進税率方式について説明します。
超過累進税率方式とは、課税標準が定められた一定の額を超えた時、その超えた部分において高い税率を適用する事をいいます。
単純累進税率方式と超過累進税率方式の違いを 例を用いて説明してみようとおもいます。例えば 課税標準が定められた一定の額を3万円 超えた場合に高い税率に変ると考えて計算したいと思います。
通常は税率30%で 一定を超えると税率が40%になるとした場合で計算してみます。
課税標準が4万円だとすると、単純累進税率方式では、4万円だと3万円を超えたので4万×40%で税金が1万6千円になります。
それに対して 超過累進税率方式では、まず3万×30%を計算し超えた1万×40%を合算した値となりますので1万3千円になります。
ということは同じ税率の変化なら超過累進税率方式の方が安くなるってことなんですね。
日本においては、所得税と贈与税が累進課税にあたります。
そして 日本では、超過累進税率方式によって 税金を計算するようになっています。
誰もが 少なからず関係する税金に対して累進課税という事になるんです。
累進課税のメリットについて説明をしていきたいと思います。
まず 累進課税のメリットとしては、私のような低所得者(貧乏人)ほど税金を払わなくてもいいという事になります。
貧乏人は、税金を払うのが厳しいかたら累進課税なら少ない税金ですむことになります。
ということは、お金持ちほど 税金を払わないといけないというとことになります。
お金持ちは、稼げば稼ぐほど税金を払わなければいけないからお金持ちの人には、デメリットになるといえますね。
そして 累進課税の最大のメリットは、富の再配分です。
金持ちから税金というかたちで、お金を徴収する事により貧富の差を少なくすることができます。
このことによって、社会の不安や不満が減少して、犯罪率がさがるようです。
累進課税によって、国の秩序や安定がはかられているという事になり、犯罪が減らせるんです。累進課税って すごいですね。
民主主義の国では、低所得者の方が高所得者より多いため賛成多数で、累進課税という仕組みが利用されているんです。
これで なぜ 他人と税率が違うのかわかりましたね。稼げば稼ぐほど税率が上がるということです。
他人より稼ぐ人は、不満に思うかもしれませんが、稼げる人が稼げない人をささえる仕組みによって、安定した日本という国があるといえますので、ご理解のほど よろしくお願いします。