物を運ぶ時や物をしまっておく時に便利な段ボール。
段ボール箱が一つあると物をしまったり、物を運ぶのにとても便利です。
私たちは、段ボールのお世話になっているのに、あまり段ボールのことを知らないと思うのです。
なぜか 興味が出てしまったため、段ボールについて調べてみることにしました。
段ボールは、波状に加工された紙を平らな紙で挟んで接着して、ある程度の強度が出るような構造をしています。
また 段ボールは、雑に素手で扱うと紙と同じように手を切る可能性があるため、段ボールを素手で触るときは、ちょっと注意をした方がいいんです。紙で切ったら 意外と痛いですよね。
ここらへんまでは、多くの方が知っている段ボールだと思います。
では、少し段ボールの深い知識を紹介していきますね。
段ボールの起源ですが、それは19世紀のイギリスにあります。
段ボールは元々、その当時 流行していたシルクハット(帽子)の内側の汗を吸い取るために開発されたんです。
段ボールの ある程度の堅さと、水分を吸いそうな感じもするので、何となくですがイメージはわきますね。
近年では、段ボールは箱としてのイメージですが、元々は箱じゃなかったんです。
そして 現在 使われている段ボールを作成して、日本において「段ボール」という言葉を作ったのは井上貞治郎という方なんです。
ボール紙に多くの段をつけることに成功して、これを【段ボール】と命名したんですね。
段ボールですが、少し腐食性ガスが発生するため、長期間の電子部品の保存に向いていません。
もし 今、電子部品を段ボール箱で保存されている方がいましたら出した方が良いですよ。
最近では通常の段ボールの一線を画す段ボールが存在しています。
プラスチック段ボールを知っていますか?
今まで 段ボールと言えば紙だというのが一般的な段ボールでしたが、プラスチック製の段ボールが存在します。
って いうか、名前の由来のボール紙を使ってない時点で、段ボールでは無い気がしますが、そこはイメージで使っているのでしょうから 気にしないでくださいね。
プラスチック段ボールは、通称「プラダン」や「ダンプラ」と呼ばれています。
プラスチック段ボールの利点としては、紙の段ボールに比べて、耐久性や耐水性があります。
もう一つ特殊な段ボールを紹介しておきます。
強化ダンボールと呼ばれる物です。
通常の段ボールを通常と考えると2重もしくは3重にしたものにし強度をもたせ、また耐水をもたせた段ボールです。
通常の段ボールの約10倍の強度を持つんですね。
余談ですが、中国で「段ボール肉まん」が販売されたことがあるらしい。
これは、肉まんと言っても 肉を使うかわりに段ボールを入れたという信じられないもので、完全なる食品偽造です。ダンボールが悪用された珍しい事例である。
段ボールは食べ物ではありませんので、絶対にダメですね。
段ボールは進化していっているんですね。