友達がいなくて寂しいと思ったことがありますか?
友達がいないということで寂しさを感じる人もいるでしょう。
どうして友達ができないのか、友達がほしいと悩む人もいるかもしれません。
でも、友達の作り方なんてルールがあるわけでもなく、結局、答えが無いので誰にもわからないのです。
友達は作ろうとして出来るものでもなく、学校でも友達の作り方なんて教えてくれませんから。
「友達」って、今日から僕たちは友達だよ!と確認しあい友達になるものでもなく、気づいたら友達だったという風なものではないでしょうか。
また、友達がいないことに寂しさを感じない人もいるし、友達はいらない!一人がいい、一人でいたいと感じる人もいるのです。
友達がいる人でさえ、友達関係に悩み、煩わしさを感じることだってあるのですから。
〇「♪一年生になったら、友達100人できるかな♫」
誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
小学1年生になるとたくさんの友達ができて、とても楽しい学校生活がおくれるんだという希望に満ちた歌ですよね。
私も幼稚園の頃に希望を持って歌ったのではないかと思います。
そしてランドセルを背負って、小学校に通うのを楽しみにしていたと思います。
この歌のせいとまでは言いませんが、友達が多い方が素晴らしいという考え方を、私たちは知らず知らずの間に身につけてしまっているのではないでしょうか?
でも、本当に友達が多い方が、素晴らしく楽しいのでしょうか?
〇友達に関する世の中の風潮?
私の勝手な思い込みかもしれませんが、中学、高校生だった頃は、友達がたくさんいる人はとても魅力的で価値がある人、友達がいない人は魅力がなく、寂しい人だと洗脳されていました。
なので、一人ぼっちでいることを恥ずかしく思っていたので、友達を作ることに必死になっていた気がします。
学校に通学するにも、時間を約束したり、お互いに待ったり、待たせたりの気を遣ったり、時間をロスしたりすることを考えると一人で自分のタイミングで通学した方がラクなのに、周りから
「あの人、ぼっちだわ~。かわいそう」なんて思われたくない。そんな風に思っていました。
今思うと、とても馬鹿げているのですが、その時はそんな風に思えないのです。
今の小・中・高校生にも、当時のわたしの様な価値観を持った人が多いのではないでしょうか?
つるむという習性ですよね。トイレに行くのだって一緒に行っていましたから^^;。
しかし、そんな友達関係は、本当に友達と言えるのでしょうか?
〇「友達」の定義
「友達」っていう言葉をきいて、あなたはどんなイメージをしましたか?
1. 一緒にいて楽しいと思える人
2. 自分の過ちをそっと指摘してくれる人
3. 一緒に遊んだりしゃべったりする人
4.辛いとき、悲しいとき、慰めてくれる人
・・・友達には列挙できないほどのイメージがあると思います。
多分、人それぞれ友達の基準が違うので、友達って定義できるものではないかもしれません。
私には、私が友達だと思っている人が数人います。
友達だからといって毎日連絡をとっている訳ではなく、年に1度、帰省した時に会うとか、年賀状を交換するくらいの程度の付き合いしかしていませんが、でも会うと一瞬で学生の頃のように
何の気兼ねもなく、いろいろな話をして盛り上がってしまいます。
友達って、何年かぶりに会っても、昨日と同じように、その距離が変わらない存在なのだと改めて感じました。
職場にも、困ったときに相談ができたり、たまにランチしたり、旅行に行ったりもする友達もいます。
決して多くはないのですが、友達と思っている人がいます。
いずれの友達にも「私たち友達だよね?」と確認したことはありません。
「友達」の基準って人それぞれですから、自分が友達だと思うだけでいいのはないでしょうか?
では、友達がいることのメリットやデメリットについても少し考えてみます。
〇友達がいるメリット・デメリット
友達をメリット・デメリットだけで考えるのは、少し間違っているように思いますが、あえて友達のメリットとデメリットをなるべく客観的に考えてみます。
・友達がいるメリット
1. 暇なときに一緒に遊びに行ける。友達がいればテーマパークなど一人で行きづらいところに遊びに行けますよね。
2. 悩んでいるときや大変なときに相談にのってもらえますし助けてもらえる。
3. 知らなかったことや面白いことを教えてもらうことができる。(情報や知識が豊富になるかも)
4. 人間関係や人付き合いに必要なスキルがアップする。
・友達がいるデメリット
1. 交際費が多く必要になる。例えば、付き合いの外食費やプレゼント、冠婚葬祭費など。
2. 友人関係のトラブルに巻き込まれる可能性が高くなり、悩みが増えるかも。
3. 愚痴や嫌な相談を聞いたり、無理してでも友達を助けなくてはならないことがある。
4. 連絡に対しての返事や約束などをすることによって時間の余裕がなくなる。
他にもメリットやデメリットがいろいろとあると思いますが、友達がいることには、メリットもありますが、デメリットもあるということですね。
しかし、友達のデメリットは、気を使わないでいい友達であれば、解決できると思いますので、本当の友達にはデメリットはないのかもしれません。
友達の数ではなく、どんな友達と付き合うかが大切だということですね。
そして、最近ではSNSというネットを使った友達も増えてきているようです。
〇SNSでの友達は友達?!
最近では、LINEやFacebookなどで「友達」と繋がる機会が増えています。
少し前に「友達が、3000人いる」と話を聞き、すごい!と思いました。
SNSで友達申請をして承認された関係であって、会ったことがあるのか、ないのかもわかりませんし、名前と顔も一致しない関係なのかもしれません。
これって「友達」なのでしょうか? あえて言うなら「知人」です。
人と積極的に関わりを持とうとしていない私にとっては、「知人」が3000人いることだってすごい!と思えることなのですが・・・。
また、会社の上司から「友達申請」が届き、承認しないわけにもいかないし、、、気軽に投稿できなくなったとの話を聞いたこともあります。
SNSを利用することで、簡単に多くの人と繋がることが可能ですが、トラブルになる危険性も潜んでいますよ。
だからSNSでの友達関係には、気を付ける必要があることも理解してSNSを利用しましょうってことです。
〇友達は必要なのか?!
人は、精神的な弱さから誰かと繋がりたいと感じるのではないでしょうか?
一人でいることに寂しさを感じることなく、友達が欲しいと思っていないのであれば、無理をする必要はありません。
無理して友達をつくってもストレスでしかありません。無理をしないといけない時点で、それって友達なんでしょうかね?
(無理ではなく、多少の気遣いは、必要と思いますが・・・、必要なのは、思いやりでしょうか^^)
「人は一人では生きていけない」って言葉を聞いたことがありますよね。
これって「友達」がいないと生きていけないってことではないと思います。
誰とも関わらずに生きている訳ではなく、家族や近所の人、公的機関など、生きていく上で、たくさんの人と関わりを持って生きている訳ですから。
見栄を張ったり背伸びをしたりせずに、楽にそばにいることのできる人が「友達」なんでしょうね。
「友達」が必要か、不要かの価値観は人それぞれなのですから、人と比較する必要はないと思います。
自分にとって必要だと思える友達なら必要ですが、無理に友達を作る必要は無いということですね。