中華料理やラーメン、スープに入っている所をよく見かけることがあるキクラゲは、味も美味しいですし、歯ごたえもよく、私は好きなのですが、皆さんはキクラゲが好きでしょうか?
キクラゲが嫌いだという方もキクラゲのことを知ることで好きになるかもしれませんよ。
そんなキクラゲですが、名前はキクラゲであるにも関わらず、水の中にいるわけではなく、漢字では木耳と書き、名前と印象が少し違います。
一体、なぜ名前はキクラゲなのに、漢字は、木耳なのでしょうか?
○キクラゲの漢字が「木耳」の理由
キクラゲが、キクラゲと呼ばれるのは、調理して食べた時の触感がクラゲに似ていた所から、木に生えるクラゲでキクラゲになったと言われています。
そのほかにも、見た目がクラゲに似ている、味が干しクラゲに似ているからと言った理由でキクラゲという名前がつけられたとも言われています。
そう考えると、木のクラゲなので、クラゲの漢字である「海月」もしくは「水母」を使用し、「木海月(木水母)」としてくれた方が読みやすいですよね。
しかし、漢字は木耳となっており、少し読みにくくになっています。
では、なぜ、読みと漢字がリンクしていないのかというと、漢字は中国語を利用したためです。
読みは、日本人が使用していたキクラゲをそのまま使用して、漢字は中国で使用している「木耳」を使用した結果、読みと漢字の関係がおかしくなったようです。
中国語が木耳の由来は、形が人間の耳に似ている所からついたようです。
ちなみに、漢字が木耳なので、キクラゲのことを木の耳という人もいるようです。
そんなキクラゲですが、特に女性におすすめな食品なのです。
○キクラゲはカロリーが少ない!
キクラゲですが、非常にカロリーが少なく、キクラゲはかなり大量に食べても太ることはありません。
キクラゲは、100gあたり、13kcalしかないため、1kgのキクラゲを食べても、130kcalにしかなりません。
ちなみに130kcalを、ご飯で表すと90gとなり、一般的な成人男性の茶碗(180g)の半分程度となります。
子ども用の茶碗が100g程度といわれていますから、1㎏もあって130kcal となると非常にカロリーが少ないことがわかりますね。
さすがに、キクラゲばかりを食べると栄養バランスが崩れて栄養失調になりますが、ダイエットしたい場合は、キクラゲを上手く使うといいのですね。
また、キクラゲは食物繊維が豊富なので、便秘解消にも役立ちダイエットをしながらお通じも改善できる優れた食品になります。
ダイエットをしようと思っている方は、料理にキクラゲを使用してみてはいかがでしょう。
そして、キクラゲには白いキクラゲが存在していることを知っているでしょうか?
○白いキクラゲは美容に良い?!
キクラゲと言えば、茶色や黒色の印象がありますが、シロキクラゲという白いキクラゲも存在しています。
シロキクラゲは、一般的なキクラゲよりも健康に良いと言われており、美肌効果や老化防止の効果があると言われています。
また、漢方薬としても利用されることもあるようで、シロキクラゲは、銀耳(ぎんじ)という名前で使用されています。
シロキクラゲは、一般的なキクラゲに比べて流通量が少ないため、入手しにくく、少々値段も高くなっています。
ちなみに白キクラゲを食べてみたいと思う人は、ネット通販で購入することをおすすめします。普通のスーパーマーケットなどでは、あまり見かけません。
美容のために、シロキクラゲを購入するのは良いですが、個人的な意見としては、一般的なキクラゲでも問題ありません。
そして、キクラゲは、カロリーが少なく美容効果以外にも良い効果があるのです。
○キクラゲの健康効果は凄い?!
キクラゲには、ビタミンDやカルシウムが含まれているので、骨を健康に保つ効果があり、女性に多い骨粗鬆症の予防効果があるのです。
そして、食物繊維も豊富なので、腸の環境を整える効果もありますし、糖尿病の予防効果も期待できるのです。
さらに、キクラゲには、鉄分やカリウムも含まれているので、貧血の予防や高血圧の予防効果も期待できます。
このようにキクラゲを食べることで、多くの健康効果が期待できるのですね。
キクラゲは、体に良い食材なので、今日の食事にキクラゲを使ってみてはいかがでしょう。
キクラゲの漢字は「木海月(木水母)」じゃなくて「木耳」であることを覚えておいてくださいね。(笑)