空が暗くなり「ゴロゴロ」と空から大きな音が・・。空に映し出されるギザギザに光る稲妻の光、昔から、恐いモノの喩として、地震・雷・火事・親父の選抜に名を連ねる「雷」ですが恐いですよね。
でも、雷は何となく恐いと思っている人がほとんどで、危険性についてきちんと理解しているでしょうか?
そんな雷の危険性を知らずに、雷は音が凄いだけだと思っていたら大変なことになるかもしれませんよ。
○雷の危険性は?!
雷は危険だと知っていると思いますが、どのように危険なのかをご存知でしょうか?
雷が遠くで発生していても、音や光で雷の存在を知ることができますが、遠くで雷がなっていても、音が凄くないので大丈夫だと思い、あまり気にしないという人も多いと思います。
しかし、雷の音が聞こえる範囲は、危険区域なのですよ。
つまり、遠くの方で雷が鳴っていると聞こえる時点で、雷が落ちてくる可能性があるということなのです。
だから、雷の音が聞こえるということは、危険だということなのですね。
そして、もし雷が落ちてきて、雷が運悪く当たった場合はどうなるのか?
雷が落ちて、ビリビリ、骨が透けて見えるというのをアニメで見たことがあるという方もいると思いますが・・・。そんなのは漫画やアニメだけであって現実は残酷なのですよ。
実際に雷が落ちて当たっても、ビリビリしてかなり痛いだけだと思っている人もいるかもしれませんが、かなり危険なのです。
なんと、雷が落ちて当たれば、即死する可能性があるのです。
即死の可能性としては、世界的ですと30%ですが、日本では70%が即死したというデータがあるようです。
かなり、世界的なデータと日本のデータでは、偏りがありますが、即死する可能性があるのですね。
そして、雷が落ちて助かった方は、火傷や鼓膜が破れるという外傷があるのですが、後遺症はなく回復するようです。
とはいえ、かなりの確率で即死するので、雷は超危険だということなのです。
そんな危険な雷ですが、多く発生する時期や落雷する可能性の高い場所があるのです。
だから雷の危険から身を守るためにも、多く発生する時期や落雷する可能性の高い場所を知っておくことも大切なのですよ。
○雷が多い季節が存在する?!雷が落ちやすい場所がある?
雷は、日本では7〜9月に最も多く発生しますので特に注意が必要なのですね。
しかし、日本海側では11〜3月頃に冬季雷と呼ばれる雷が発生し、なんと夏時期の雷よりもエネルギーが100倍以上に達することもあると言われていますので注意が必要です。
だから、日本海側では、冬の雷に特に注意した方がいいのですね。
また、近年、温暖化などの影響で雷の発生率が増えているといわれていますので、これからはもっと雷に注意する必要があると思われます。
そんな雷はどこにでも落ちる可能性はあるのですが、性質上、落ちやすい場所が存在しているのです。
基本、雷は「高い場所」に落ちやすい性質があります。
だから、建物の屋上や山の頂上などの高い場所に落ちやすいのですね。
また、周囲に高いモノがない場合は、人間自身が高いモノになってしますので、グラウンド、公園、ゴルフ場、砂浜などの高いモノがない場所で、雷に遭遇したときには特に注意が必要になります。
では、そんな危険な雷から身を守る方法を紹介していきます。
○雷から身を守る方法を知っとく?!
雷の危険性を知って恐いと思っていて怯えていても、どうにもなりません。
先ほども言いましたが、雷から避難するタイミングですが、雷雲が頭上に来たときではなく、雷の音が聞こえた時点で避難するべきなのです。
雷のゴロゴロという音が聞こえた時点で、落雷する可能性があるのですぐに身を守る行動に移しましょう。
そして、雷の危険から身を守る方法を勘違いしている人も多いようです。
雷が高い建物に落ちる可能性が高いと知っている人は、雷から身を守るためには、高い建物の軒先や木の下に行けばいいと思っているかもしれませんが、それは間違いなのです。
雷が発生しているときには、建物の軒先や木の下は非常に危険なのですよ。
建物や木に落雷すると、雷の電気が建物の外壁や木を伝って、その下にいる人に襲いかかってくるのです。
だから、雷から身を守る場合は、建物の軒先はダメで建物の中に避難することが大切なのです。
しかし、建物の中に避難すれば絶対に安全というわけではないのです。
建物の外や建物の軒先よりは建物の中にいる方が安全ですが、建物の中でも、雷が襲ってくる可能性があります。
室内でも電話線や電線などから雷が襲ってくる可能性がありますので、壁や柱から1m以上は離れると安全です。
また、雷は水道管などからも襲ってくる可能性もありますので、雷が聞こえるときには、入浴や水などを使うのは避けた方がいいのです。
そして、外に車で出かけている場合は、雷が聞こえてきたときには、車の中に避難です。
車は、基本、雷が落ちても、雷の電気は車の外側を通って地面に逃げるので、車の中は安全なのです。
しかし、車の中であっても金属部分には、電気が流れる可能性がありますので注意が必要です。
そして、避難する場所が近くにない場合のために「雷しゃがみ」を覚えておくこともオススメです。
「雷しゃがみ」とは、雷から避難するために推奨されている姿勢のことです。
○雷しゃがみの姿勢
まずは、雷が高い所に落ちる性質があるので、できるだけ低くなるために頭を下にかがめて小さくなります。
そして、もし落雷したときに被害を最小限にするために、両手で耳をふさいで、足の両かかとを合わせて、つま先で立ちます。
これだけでも、雷の危険を回避することができる可能性が高くなるのですよ。
このように雷から身を守る方法がありますので覚えておいてはいかがでしょう。
そして、雷の音で雷を感知するよりも、もっと先に雷の存在を知る方法があるのです。
○雷アプリで雷から逃げろ!
空を見ていれば、雷がきそうだと、なんとなく分かるとかもしれませんが、多くの人は、雷の音が聞こえたときに雷の存在を知ることになりますよね。
そして、雷の音が聞こえた時点で危険なので、雷の音が聞こえたときに雷の存在に気づくのは遅い場合もあるかもしれません。
雷の音が聞こえたときに、運悪く・・・落雷してしまう可能性もあるかもしれません。
だから、なるべく早く雷の存在を知ることが自分の身を雷から守るために大切なのですね。
そんなことが可能なの?可能なのです!!雷雲が近づくと知らせてくれるアプリがあるのですよ。
では、雷が近づくと知らせてくれるアプリを紹介しておきます。
○iTunes – iPhone・iPadのアプリ
○Google Play – Android アプリ
雷はとても危険で恐い存在なのですが、対処方法を知っておけば、自分の身を守ることができますよ。
雷の危険性を再確認して、雷から身を守る方法を学んでおきましょう!