大人の方も、子どもの頃に勉強しながら、この勉強って将来使わないからする意味ないんじゃないの?って、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
そして、子育てをした方や子育て中の方は、子どもに「この学校の勉強は将来役に立たないからやる意味が無い」と、子どもに言われたことがありませんか?
多くの方が、一度は、「この学校の勉強って、将来、なんの役にも立たない」と思ったことがあると思います。
私も大人になってからは、子どもに勉強をしなさいと、偉そうにいっちゃいますが、子どもの頃には、この勉強、「将来役に立たない」「絶対に使わない」などと思ったことがあります。
そして、子どもに、この勉強は絶対に将来使わないからやる意味が無いと言われたこともあります。
実際に普通の生活をする場合、勉強によっては使わない勉強もあるのですが、学校で勉強をする意味はあるのですよ。
矛盾に感じるかもしれませんが、必要が無くても学校の勉強には意味があるという意味です。
「この勉強をする意味がわからない」と思っている方は、学校で勉強する意味を知ることで、気持ちよく勉強に取り組むことができます。
だから、学校で勉強する意味を理解することで勉強の効果もアップしますよ。
では、勉強する意味について、いろいろな観点から考えて紹介していきます。
〇学校でいろいろな勉強をする意味を知ろう!
学校で勉強する意味はいろいろとあると思いますが、大きくわけると、①将来役立てるため、②未来の問題を解決するため、③テストの点をとるため、④将来の幸せを掴みとるためなどだと思います。
だから、その勉強が将来必要なくても、将来の役に立つのです。
では、学校で勉強する意味を種類別に紹介していきます。
① 将来役立てるため
学校で勉強したことは、普通に将来使うことがあります。
基本、生活していると文章を書いたり読んだりすることがありますし、買い物をするときには、計算も必要ですね。
また、日本であっても、海外の方と交流することもありますので英語が必要なこともあります。
そして、旅行するときには地理の勉強が役立つかもしれません。
だから、学校で勉強したことは、将来役立つことも多いのです。
そして、自分に子供ができて子育てをするときに、子どもの勉強をみるということもありますので、そのときにも学校で勉強したことが役立ちますよ。
学生の頃には「この勉強って将来、絶対使わない」と思っていたことも、将来、大人になって役に立つということもあります。
将来どんな生活をしてどんな仕事をしているのかは、誰にも分からないので、いろいろなことを勉強しておくことが将来のためになるかもしれませんよ。
② 将来の問題を解決するため
大人になれば、子どもの頃よりも、自分で解決しなければならない、いろいろな問題に直面することが多くなります。
普通に生活していても、家電を使っていて問題が発生したり、トラブルが発生したり、買い物をしていても問題が発生することもあります。
また、仕事をしていれば、パソコントラブル、車のトラブルなど、大人になれば自分で解決するべき多くの問題が発生するのです。
一生懸命に勉強をすることで努力をしたという経験を得ることができます。
頑張って努力して、難しい問題を解けるようになった。漢字や英語を覚えた。
この経験が将来、難しい問題に立ち向かうための基礎になり、問題解決できる源となるのですね。
直接的に学校の勉強が役立たなくても、問題が発生したときに、どのように解決していけばいいのかを考える能力が身に付いていくのです。
学校の勉強をして自分で考えて問題を解決する力を身に付けることで、将来の問題を解決することができる可能性が高くなるのですよ。
そして、難しい勉強をすることで、難しいことに立ち向かう勇気を手に入れることができるのです。
③ テストの点をとるため
学生のときに勉強するのは、多くの方は、テストの点数をとるためですね。
テストの点だけが評価じゃありませんが、テストの点が高ければ評価があがります。
そして、良い学校に行くためには、テストの点数が必要になりますし、良い会社に勤めるにも、テストの点数が必要になるのです。
そして、テストの点で評価されるのは学生時代だけじゃありません。
会社で必要な資格のテストでも、勉強してテストの点をとることが必要なのです。
④ 将来の幸せを掴みとるため
勉強を頑張って良い学校、良い会社に勤めることで、将来、幸せになれる可能性が高くなります。
必ずしも勉強ができれば、将来、幸せになれるということではありませんが、勉強することで、将来、幸せになれる可能性が高くなるということなのです。
いろいろと説明してみましたが、学校でいろいろな勉強をする意味を少しは理解していただけたのではないでしょうか。
では、大人はどのように子どもに勉強をする意味を伝えた方がいいのかも考えちゃいましょう。
〇勉強する意味を子どもにどうやって伝えるべきか。
いろいろと勉強する意味があるのですが、子どもに難しく正論でいろいろと説明しても、勉強することの意味を理解してもらえないかもしれません。
多くの「将来、役に立たないから勉強なんて必要ない」といっている子ども達は、将来、役に立たないから勉強しないのではなく、単純に勉強が嫌いなだけで、勉強をやりたくないだけなのです。
辛くて嫌いなことから逃げているのを「将来、役に立たない」という、偉そうな理由を逃げる口実にしているのですね。
だから、勉強をしないで逃げていると、将来、そのツケが回ってくるということを簡単に説明してあげればいいのではないでしょうか。
無意味だと思っていても、一生懸命、勉強することで良い学校に行けて、良い条件の会社を選べる権利を得ることができるということを説明したら、私の子どもは勉強する意味を理解してくれたようです。
子どもによって違うと思いますので、いろいろと試して、子どものためにも勉強をする意味を伝えてあげましょう。
そして、勉強する意味がないという子どもは、勉強をすれば幸せになれることも知っておきましょう。
〇勉強をすると幸せになれる?!
「勉強をしろ!」「勉強をしなさい」と親に言われたときにセットで言われた言葉があります。
それは、勉強するのは、自分のためであり将来の幸せのためだと・・・・。
本当に勉強をすれば、幸せになれるのか?と、疑問に思う方もいますよね。
実際は、勉強だけで幸せになれるとは限りませんが、幸せになれる可能性が高くなることは確かだと思います。
幸せに生活して生きていくためには、基本、仕事をしてお金を稼ぐ必要がありますよね。
努力して勉強を頑張った方が、良い仕事に付けて多くのお金を稼げる可能性が高くなるので、お金に困らずに幸せになれる可能性が高くなるということなのです。
また、仕事をする上で、勉強をしたことが役立つこともありますし、覚えることもいろいろありますので、勉強をすることができる基礎を身に付けていた方が、仕事で活躍することができる可能性が高くなります。
だから、勉強をした方が、良い仕事に付けて、仕事で活躍することができる可能性が高くなるから、お金を稼げるので、将来、幸せに過ごすことができるようになるということなのです。
仕事やお金だけで、将来の幸せが約束されるわけではありませんが、やはり、仕事が上手くいってお金を稼げた方が、幸せに暮らせる可能性が高くなりますよね。
そして、知識があればあるほど、いろいろなことで得をすることが多いので、人生が豊かになっていくのですよ。
必ず、勉強すれば、幸せになれるわけではありませんが、将来の幸せの可能性を高めるために勉強をするのですね。
多くの方は、勉強をすることが嫌だと感じることもあると思いますが、勉強をしたくてもできない方もいるのですよ。
勉強をできるということは幸せなのです。
〇勉強できることの幸せを感じろ!
日本では、義務教育という制度があり、最低限の勉強ができるという環境が整っていますが、海外では、最低限の勉強すらできない国も多くあるのですよ。
勉強できることが当たり前だと思っているかもしれませんが、日本の子どもは恵まれているのです。
日本に生まれたことに感謝し、将来、幸せに暮らしていけるように勉強をした方がいいと思いますよ。
もし、その勉強が役に立たなくても、邪魔をすることはありません。
学生時代は、勉強するための教室、机、教科書など、いろいろと用意され、勉強できる環境が整っているのです。
そして、勉強を教えてくれる先生がいて、もし解らなければ、詳しく教えてくれるのです。
社会に出てからも、学ぶことは必要ですが、学生時代のように学べる環境は整っていません。
仕事をしながら、その合間で必要な勉強をしていかなければならないのですよ。
そして、学生だから、あなたのために勉強をしなさいと親や先生が言ってくれますが、社会にでて上司は、あなたのために勉強をしなさいと言ってくれないかもしれません。
社会にでてから勉強などの努力をしなければ、最終的に低評価になり、給料は上がらずに、最悪、仕事ができない奴だからといって解雇されるかもしれません。
そして、そのような状況が続けば、次の仕事がみつからずに、路頭に迷うような人生になるかもしれません。
勉強ができる環境がある方は、将来のためにも、勉強できる幸せを感じて勉強にいそしむべきなのです。
勉強をする意味がないと言っている子は、勉強をする意味を理解して、将来の幸せのために勉強をした方がいいですよ。