怒る人と怒らない人では、どちらの方が好きですか?
怒るってことは良いことなのでしょうか?それとも悪いこと?
怒ることも大切な場面もありますが、怒らない方がいい場面の方が多いのではないでしょうか。
怒るという感情は誰にでもありますが、なぜか怒りっぽい人だと思われている方もいますし、怒らない人だと思われている人がいます。
なぜでしょう? そしてどちらの方が幸せなのでしょう。
多くの人は、怒らない人の方が器が大きいと思ったり、優秀な人だと思う人もいるかもしれません。
難しい問題だと思いますが、怒ることのメリットとデメリットを知ることで、答えが見えてくるのではないでしょうか?
では、怒ることのメリットとデメリットを知り、怒った方がいいのか怒らない方がいいのかを考えていきますね。
〇怒ることのメリット
怒ることにメリットがあるの?って 思われる方もいるかもしれませんが、怒ることのメリットはあります。
怒るということは、エネルギーを爆発させるということになるので、怒ることで頑張るパワーが生まれる可能性があるんです。
そして 怒らないで不満を押し殺し続けると、不当な扱いを受け続けることにもなりかねないので、ときには怒ることで問題が解決するというメリットもあるんですね。
さらに 怒ることで自分を守ることも出来ますし、ストレスをため込まないでもすみます。
逆に全然 怒らない人は、自分が無いと思われたり、怒るべき所で怒れない人は頼りにならない存在だと思われてしまう場合もあります。
だから ときには怒ることも大切だということなんですね。
しかし いつでも何でもかんでも怒っていいというわけではありません。
イラッとしたときに何も考えないで感情に任せて怒ることは得策ではありません。
怒った人との人間関係を崩壊させてしまう場合もありますし、周りの人も不快にさせてしまいます。
状況をきちんと把握して、タイミングよく怒ることが大切なんですね。
感情にまかせて怒鳴り散らすような怒り方は完全に逆効果になります。
怒るときには冷静ではいられないかもしれませんが、冷静に的確に怒らなければ、怒ることのメリットは無くなってしまうんですよ。
だから 怒ることのメリットを得る為には、時と場所をわきまえて怒ることが大切だということです。
怒ることのメリットを考えてみましたが、次は怒ることのデメリットについて考えてみます。
〇怒ることのデメリット
怒ることの最大のデメリットとしては、人間関係の悪化がするということになると思います。
何も後先考えないで怒ってしまうと、人間関係が悪化して、悪い結果になる可能性が高いんです。
そして 周りの人にも怒りっぽい人だと思われると嫌がられる可能性も高くなります。
怒ることで相手との関係が悪化するだけではなく、自分と相手を取り巻く人たちにも悪影響を与えることもあるんです。
「あんなことで怒る人とは思わなかった」というふうに周囲の見る目が変わってしまい、最終的に接し方がこれまでと変わり敬遠されてしまうという感じになるんですね。
仕事の場合でも、怒られることで成長する人もいますが、怒られることでやる気をなくす人もいます。
何も考えないで怒ると逆効果になることの方が多いんですよ。
怒るのではなく、叱って褒めることで、仕事がスムーズにいくようになるのではないでしょうか?
逆ギレは最悪です!怒られているときの怒り返すと基本逆効果になりますので、逆ギレで怒るのはデメリットの塊になってしまいます。
人間関係が最悪の状態に陥ってしまう可能性が高いので逆ギレで怒るのは絶対にダメですね。
さらに怒ることは体に悪影響を及ぼすこともあります。
怒ることで血流と心拍数が高まり、血圧は上がりますので、健康に良くありませんし、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高めることにもつながります。
「短気は損気」と言うぐらいなので、怒ることのメリット・デメリットを考えると、やはり怒らないに越した事はないのかもしれません。
〇怒ると叱るは違う?!
怒ると叱るって同じような意味だと思っている人が多いと思いますが、怒ると叱るは全然違うんですよ。
怒ることはデメリットの方が多いように思いますが、叱ることは相手を成長させることが出来るんです。
「怒る」は、基本感情的に行動する行為ですが、「叱る」は冷静に注意する行為なのです。
子供や目下の人を怒ることがあると思いますが、怒るを叱るに変えることで効果が全然違ってくるんです。
感情に任せて怒ると、多くの人は怒られないために恐いから言うことを聞くという感じです。
そして 怒られた人は、怒った人に感謝もしなければ、嫌な感情を抱く人の方が多いんです。
怒ると信頼関係は築けずに逆に悪い状況に陥ってしまう可能性の方が高いといえます。
しかし きちんと叱ると意味を理解して、失敗しないために本人が変わろうとするんです。
叱ると信頼関係を築ける可能性も高く、相手も成長できるんですね。
だから 子供や目下の人には、怒らないで叱ることが大切なんですよ。
〇怒らない為の対策を考察
いろいろと怒ることのメリットやデメリットを考えると、やはりあまり怒らない方がいいんですね。
なので、怒らない為に対策を考えてみます。
怒らない為には、怒りを知りコントロールする方法を学べばいいんです。
簡単そうに言っちゃいましたが、簡単ではありません。
でも、怒りのことを知って、どうすれば冷静になれるかを知れば、少しは怒らないですむ可能性が高くなるんですね。
怒りを感じたときには、まずは深呼吸をして冷静になることを意識しましょう。
そして怒ることのデメリットを考えると冷静になれるので怒りが静まる可能性が高くなります。
怒りの感情は6秒で最大になって急速に静まっていくということなので、10秒の我慢をすることで怒らないですむ可能性が高くなるんです。
だから 10秒を心の中でカウントダウンしてみるのもいいかもしれません。
そして ストレスをため込んでいる人ほど、イライラしてしまい怒る可能性が高くなります。
だから ストレスの解消を日頃から心がけることが怒らないためには大切なんですね。
カップ麺、コンビニ弁当、甘い物を好んで食べる人は、怒りっぽい人が多いようです。
健康的な食生活を心がけることも、怒らないためには大切なのではないでしょうか。
怒ることは、決して全てが悪いことではありませんが、あまり良い結果をもたらす行為ではないんです。
だから 怒らないに越した事はないと思います。
怒るべきときもありますが、無駄に怒らない方が幸せに暮らせるのではないでしょうか。
怒ることのメリット・デメリットを考えてから、冷静に考えてから怒るぐらいの感覚をもてるようになって、素敵な生活を目指してみてはいかが?