定年間近の人は、老後のことを考えている方が多いと思いますが、まだ若い方は老後といっても全然現実味がなく、ほとんど老後のことを考えていない方が多いと思います。
若い時に老後の事を考える人はあまりいないかもしれませんが、少しずつでも老後のことを考えておいた方がいいかもしれませんよ。
老後は年金があるから大丈夫だと思っていますか?
大手企業に勤めているので、退職金が多いから大丈夫だと思っていますか?
老後のことを考え過ぎて今を楽しめないのもダメですが、老後のことを全然考えないで今を楽しんでいては、後で後悔するかもしれませんよ。
老後に幸せに暮らしたければ、若いときから少しは老後のことを考えて用意をしておいた方がいいと思いますよ。
〇老後の収入で生活が出来るのか?!
老後の資金を考えたことがあるでしょうか?
老後は年金だけで生活するのは簡単ではないかもしれません。
なぜなら 国民年金だけであれば、長年支払っても1ヶ月6万円程度なんですよ。
そして 会社員で厚生年金の平均は、1ヶ月に男性が16万円程度、女性なら10万円程度といわれています。
普通の会社員の家庭の平均的な年金収入は、年200万~240万円程度です。だから1ヶ月16万円~20万円程度という事になるんですね。
そして 夫婦共働きで会社員だと1ヶ月26万程度になります。
しかし 老後 普通に夫婦で生活するには、少なくとも1ヶ月27万2000円といわれているんです。
なので、夫婦共働きで会社員であれば1ヶ月26万程度なので、少し年金だけでは足りないかもしれません。
普通の会社員の家庭であれば、16万円~20万円程度なので、10万円~7万円足りないという事になります。
さらに ゆとりのある生活をおくるためには、1ヶ月36万6000円は必要といわれているんですよ。
ゆとりのある生活をするためには、1ヶ月26万程度でも、全然足りないということになります。
老後にせっかく自由な時間ができても、余裕なお金がなければ、旅行に行ったりなど好きなことを出来ないんですよ。
そして 国民年金だけの方の場合は、年金だけでは最低限の生活をすることも出来ません。
公的年金だけでは老後の生活を送るのは難しいということなんですね。
だから 老後のために貯蓄は必要不可欠だといえるんです。
さらに 定年退職してから年金がもらえるまでのタイムラグがあるかもしれません。
60歳で定年になって65歳で年金がもらえるとすれば、5年間無収入になるということになるんですよ。
〇老後に必要な貯蓄金額は?
では、普通の会社員の家庭で、普通に生活するための老後に必要な貯蓄金額を考えてみます。
普通の会社員の家庭の平均の年金収入として、年220万円とします。
そして生活費は、普通に生活するとして1ヶ月27万円で年間324万円とします。
1年間のマイナスが104万円となります。
平均寿命が83歳で考えると60歳の人の平均余命は23年になりますので、2,392万円のマイナスとなります。
だから 2,392万円の貯蓄が必要だということになります。
さらに 定年退職してから年金がもらえるまでのタイムラグが5年間あるとするとプラス1,620万円が必要となるんです。
なので、4,012万円もの貯蓄が必要だということになるんですよ。
65歳以上になっても働けるかもしれませんし、生活レベルを下げれば、そこまでの貯蓄は必要ではないかもしれませんが、老後のためには、ある程度の貯蓄が必要だと理解していただけたのではないでしょうか。
〇老後も意外な出費があるかも?
老後も健康でいれればいいのですが、ある程度の年齢になると多くの人が何らかの体の不調が出てくるものです。
老後の病院代などはバカになりません。
病院に行きたくてもお金が無いから病院に行けない人も出てくるかもしれません。
そんな時の為に保険なども老後の為に加入しておいた方がいいと思いますよ。
保険などでカバーできる医療費もありますが、保険の適用外の治療代もありますので、老後には医療費がかかる事も考慮しておいた方がいいかもしれませんね。
さらに 老後は子供が大人になって手が離れているということが前提だと思いますが、どんなことが起こるかなんてわかりませんよね。
これからは、日本は少子高齢化によって、税金も増えていく傾向にあるので、現役世代の人の生活も楽ではない可能性が高いと思います。
老後は子供に面倒を見て貰うという考え方がありますが、社会情勢がどうなっているのか?
未来はわからないから、子供に頼るという考え方では老後の安心を手に入れることは出来ません。
逆に子供に金銭面での援助をしてやらなければならないかもしれませんよ。
だから ある程度の余分な資金も老後にも必要かもしれません。
そんなことも考えて貯蓄をすることも必要だと思いますよ。
〇老後の日本の社会保障はどうなる?
人によって老後までの時間が違いますが、この先 介護施設の負担金額が増えるかもしれませんし、医療費の自己負担額が増えるかもしれません。
日本は借金大国なので、こらからも今までと同じような社会保障ができるとは限りません。
どちらかというと、少子高齢化によって社会保障の質は悪くなる可能性の方が高いといえます。
今までと同じ考え方では、老後の生活を豊かに出来ないという可能性が高いということです。
だから 思っている以上に貯蓄を用意をしておくことが大切になるかもしれませんね。
〇老後の為に老後にお金が入る仕組みを作る?!
定年退職してから働ける場所が簡単にあるでしょうか?
特殊な資格や技術があれば、定年退職してからでも働く場所があるかもしれませんが、年齢的にも働ける場所が少ない可能性が高いといえます。
余裕で老後に生活することができるぐらいの貯蓄を出来ていればいいのですが、働かないで年金だけで生活するのは大変かもしれませんよ。
だから 老後にお金が入る仕組みを作っておくことも考えてみてはいかがでしょう。
老後にお金が入る仕組みは、投資などになると思います。
不動産を購入して家賃収入を得る不動産投資や資金を運用する投資信託などを勉強して準備しておくことも老後のために大切かもしれません。
老後にお金が入る仕組みを若いうちから考えて用意しておいた方がいいかもしれませんよ。
老後にお金が入る仕組みに興味があれば、下記のページを参考にしてみてください。
→ 投資を始めてみようかな?そんな方は投資のプロが運用してくれる投資信託がいいかも?!
→ 不動産投資のすすめ!老後のために不動産投資はオススメ?!
〇年収が高い人は老後が苦しくなるかも?
なんと年収が高い人の方が、老後の生活が苦しくなる場合が多いようです。
年収が高い方の方が生活水準も高いこともありますし、さらに年収が高い人は付き合いなどでの出費も多く貯蓄が難しいという傾向の方がおおいんです。
例えば 大手の企業の部長さんで年収1000円程度でも、旦那は部下や付き合いが多かったり、奥様も習い事や付き合いが多く、子供も習い事や塾などが多いので、出費が多くなる傾向が高くなるということです。
無駄使いが多いといってしまえば、そうかもしれませんが、ある程度の年収を得る為には、旦那は出費が多くなり、付き合いのある方に合わせると奥様も子供も出費が多くなるという感じなんですね。
そして 生活水準が高いのを低くするのは大変なので、老後も同じような生活水準を保とうとすれば大変になるということです。
だから 年収が高い人の方が、老後が苦しくなる傾向が高いということです。
〇老後の不安はお金だけじゃない!?
老後を楽しく過ごす為には、ゆっくり過ごすというのもいいですが、やはり目的を持って頑張るということも大切です。
仕事人間で定年退職後に、仕事がなくて楽でいいやって思う人もいるかもしれませんが、毎日休みだと辛いかもしれません。
だから 定年退職後の生きがいを見つけておく事も大切だと思います。
定年後に何もしないで家にこもっていると、数年で急激に老けてしまい、ひどい人は認知症になるようです。
定年前から老後の目標をたてて楽しく老後を過ごせるようにしておくことも老後を豊かに過ごすために大切なんですね
老後を豊かに過ごすためにも、老後のことを早めに考えて貯蓄や資産運用をしたり、老後の趣味や目的をみつえて老後の生活のための準備をしておくことが大切なんですね。