離岸流は超危険!水難事故に気を付けて!海で沖に流されそうになった時にはどうすればいいの?!

危険

海水浴
夏になるとやっぱり「海」!!?暑くなると海に行きたいと思う人が多くなると思いますが、海には危険なことが多くあります。

その中でも危険な「離岸流」を知っているでしょうか?

泳げるからと安心して海に行く人もいるかもしれませんが、離岸流と呼ばれる沖に向かう海の流れは水泳選手でも対抗できないくらいに速いといわれています。

そして、海での水難事故の多くに離岸流が関係しているといわれています。

 

だから、夏に海に行く人は、楽しい海水浴にするためにも、離岸流に遭遇した時の対処方法を覚えておくと良いでしょう。

○離岸流とは一体どんな流れ?

海には、岸に向かう水の流れと岸から沖に向かう水の流れの2種類があります。

基本、海水浴に行くときは、波があまりない天候の良い日に行きますので、そんなときの岸に向かう流れは、それほど強くないので問題ありませんし、強い流れになっても岸に近いほど足がつくので、沖に向かう流れよりも危険性は少ないです。

逆に沖に向かう流れは、一部に集中することがあり流れも速くなりますし、沖に行けば行くほどに足もつかなくなるため非常に危険です。

そして、このスピードの速い沖に向かう流れを「離岸流」と呼び、離岸流に巻き込まれると非常に危険で、死亡する可能性もあるのです。

 

離岸流の流れの速さは、プロの水泳選手でも流されるほど速く、どんなに水泳に自信があったとしても、離岸流に巻き込まれれば流されてしまうのです。

しかし、離岸流に遭遇してしまったときには、冷静に対処すれば大変なことにならなくてすむのです。

だから、離岸流の正しい知識を身につけて、海に遊びに行くことをおすすめします。

泳ぐ

○離岸流に遭遇したら横に泳げ!離岸流の幅は約10m?!

離岸流の流れの速さは、水泳選手でも逆らえないので、離岸流に流された場合は、流された場所から直線で岸に帰ろうとしても帰れません。

それどころか、離岸流に無理に逆らって泳ごうとすれば、余計に流されたり、体力が奪われたりして、溺れてしまう危険性があるので、急激に沖に流される離岸流に遭遇した場合は、まずは横に泳いで離岸流から出ることが大切になります。

離岸流の幅は約10m とされているので、横に泳ぐことで、離岸流から脱出できるのですね。

 

そして、離岸流から脱出できれば、そのまま岸に向かって泳げば帰ることができます。

横に泳いで離岸流から脱出すれば、向岸流(こうがんりゅう)と呼ばれる岸に向かう流れに変わりますので、簡単に岸に帰ることができます。

向岸流は離岸流よりも流れが緩やかとなっていますので、泳いでゆっくり帰りましょう。

離岸流に流されると体力を消耗しますので、岸に上がった後はしっかり休んでください。

海

○流されてもパニックにならずに冷静に!

離岸流は、幅10mほどしかありませんが、奥行きは100m近くある場合もあり、離岸流に巻き込まれると、短時間で岸からビックリするほど離れてしまうことがあります。

岸から離れてしまったことに慌ててパニックになり、急いで泳ぐと体力を消耗しますので、パニックにならずに冷静に対処することが大切です。

また、離岸流が発生する場所は、波の流れによって砂を沖に流すので、他の場所よりも深くなっており、ちょっと流されただけで足がつかなくなることがあります。

しかし、離岸流に流されても冷静に対処することができれば、助かる可能性が高くなりますので、冷静に対処しましょう。

冷静に対処

〇泳ぎが苦手な人は無理をしない!

泳ぎが苦手だという人は、腰より少し上ぐらいで我慢して足が付かない場所には行かないようにしましょう。

また、浮き輪を使っている人も安心せずに、あまり岸から離れないようにし、足が付くところで遊ぶのがおすすめです。

そして、足が付くところでも、浮いていると離岸流に流されることがあるので、ときどき周りの状況を確認しておきましょう。

ボール

○ボールは離岸流に飲まれやすい?

海水浴では、ボールで遊ぶことがあると思いますが、ボールが離岸流に乗って流れてしまうことがあります。

そのボールを追ってしまうと、その人も離岸流に巻き込まれて沖まで流れてしまいますので、ボールで遊んでいる時には十分に注意しましょう。

ボールが沖に流されていくようであれば離岸流だと判断して、ボールはあきらめた方がいいと思います。

 

海には、岸と平行に流れる流れも存在しており、流れの先には離岸流があります。

そのため、水面に浮いているボールは離岸流の方に流れていき、離岸流に流される可能性があるので、ボールは水面上に浮かせて放置しないようにしましょう。

離岸流に向けての横の流れは、かなり弱いですが、10分以上浮いているとゆっくりと離岸流に流れるつく可能性があります。

 

〇離岸流の見つけ方

そんな危険な離岸流には、見つけ方があります。

離岸流は、海岸から沖に向かって流れているので、波が起きにくいという特徴があります。

だから、波がある海岸で一部だけ波がなければ、その場所は離岸流の可能性が高いのですね。

そして、離岸流は、沖に向かって流れているので、ゴミなどの浮遊物が集まって、沖に流れていきます。

海は数人で行く

○海に遊ぶに行くときには一人はダメ?!

海は楽しいですが、非常に危険なので、一人で遊びに行かずに2人以上で遊びに行くようにしましょう。

また、泳ぐのがあまり得意ではない人は、浅瀬で泳ぐようにして、離岸流に巻き込まれないように十分に注意してください。

そして、泳ぎに自信がある人も、離岸流の恐さを理解して注意しておくことも大切です。

 

離岸流のことを理解して、離岸流に巻き込まれないようにしましょう!

また、離岸流に巻き込まれたときは、「横に泳ぐ」ですよ。冷静に対処しましょう。

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