どうしてパンダは愛されるのか?パンダのレンタル料に驚愕!パンダの意外な事実を知っていますか?

パンダ
「あなたの一番好きな動物は?」と質問されたら、私は迷うことなく「パンダ」と答えます。

しかし、私はつい最近まで実物のパンダを見たことがありませんでした。

それにも関わらず、小さい頃からどうしてかパンダが好きで、いつか本物のパンダを自分の目で見てみたいと思っていました。

私たち日本人は、テレビなどでパンダを見たことがあると思いますが、実物を見たことがある人は、それほど多くないのではないでしょうか?

そして、私と同じようにパンダがかわいくて好きだと思っている人も多くいるのではないでしょうか?

パンダはなぜかわいいのか?

さて、私たち人間は、どうしてパンダをかわいいと思うのでしょうか?

○パンダは、なぜかわいいのか?

動物でも人間でも赤ちゃんには、私たちを「かわいい」と魅了する法則があります。

○ 丸くてずんぐりとした体形で、頭が大きいこと

○ 顔のパーツが低い位置にあり、目が離れていること

私たちは、こうした特徴のあるものに接したとき、守ってあげたい=“かわいい”という感情を持つようです。

人間の赤ちゃんは、成長するにつれ、私たちをかわいいと魅了する特徴が変化していきますが、パンダは成長しても赤ちゃんの時と変わらない体形のままなのです。

また、パンダの目は、本当は小さいのですが、目の周りの黒いたれ目模様が、とぼけ顔に見える上に、愛嬌たっぷりな仕草が、かわいらしさを余計に協調するのでしょう。

パンダはかわいい

○パンダが日本に来た日

戦後途絶えていた日本と中国の国交正常化を記念して、1972年10月28日に中国からカンカン♂とランラン♀の2頭のパンダが贈られ、11月5日から上野動物園で一般公開が開始されました。

愛らしいパンダを一目見ようと、なんと、この日だけで約5万6000人もの人が上野動物園つめかけたのです。実際に、パンダを見ることができたのは、そのうち1万8000人程度で、3時間も待たされた挙句に、たったの30秒した見ることができなかったようです。

○パンダ外交

1900年代には、中国は、外交上の親交の証として、相手国にパンダを贈呈する「パンダ外交」を展開していました。

当時、日本に贈呈された時点で、パンダの所有権は日本に移っていました。

現在は、ワシントン条約で最も絶滅危惧のレベルが高いに分類されているパンダは、商業目的の取引が禁止されています。

日本が所有権を持つパンダは、2008年に亡くなった上野動物園のリンリンが最後の一頭でしたので、残念ながら日本所有権をのパンダは、一頭もいなくなってしまいました。

しかし、私たちは、日本国内でパンダを見ることができますよね。

ワシントン条約で売買が禁止されているパンダですが、繁殖の研究目的で貸与することは可能です。

貸与といってもタダで貸してもらえる訳ではなく、高額なレンタル料が必要です。

更に、レンタル中のパンダが子どもを授かっても、子パンダの所有権も貸し出している中国にあり、子パンダにもレンタル料が発生してしまうのです。

パンダのレンタル料

○パンダのレンタル料金

現在、日本国内では、東京都の上野動物園、和歌山県のアドベンチャーワールド、神戸市立王子動物園の3つの動物園で、パンダを見ることができます。

日本所有のパンダはいませんので、国内にいるすべてのパンダはレンタルパンダということになります。

2011年に上野動物園が中国から2頭のパンダ、リーリー♂とシンシン♀をレンタルするためにかかった費用は、レンタル期間10年間で年間95万ドル(約7800万円)と、びっくりするほど高額なのです。

2016年現在、日本にいるパンダは、上野動物園に2頭、神戸市立王子動物園に1頭、アドベンチャーワールドに7頭います。この数からも、アドベンチャーワールドの数が突出しているのがわかりますよね。

アドベンチャーワールドが支払うレンタル料がいくらなのか気になるとことですが、アドベンチャーワールドは私営であるため、レンタル料を公表していないようです。

こんなに高額なレンタル料を払ってまでも、パンダをレンタルするのは、パンダの人気が絶大で、パンダがいることで動物園の集客が大きく伸びるからなのでしょう。

そして、私たちもパンダ目当てで動物園に行くこともありますよね。

パンダ

「客寄せパンダ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

客寄せパンダとは、動物園のパンダがとても人気があり大きな集客効果をもつことから転じた言葉で、人気や知名度によって、人々をひきつけることを指しており、中身が伴っていないことを皮肉っている言葉です。

だから、客寄せパンダは、よい意味として使われる言葉では、ないようです。

そんなかわいいパンダですが、なんと生きた化石と呼ばれており意外な一面も持っているのですよ。

○パンダの意外な事実

なんと、パンダは、300万年前から地球上に存在していたといわれており、大昔から生態を変えずに生き抜いた生きた化石とも呼ばれているのです。

そして、パンダといえば、竹や笹を食べることで知られていますが、どの竹でもよいのではなく、冷箭竹や華桔竹、大箭竹、豊実箭竹などの竹を好んで食べるのです。

パンダが笹を食べる

また、パンダは、竹や笹を食べることから草食動物のように思われていますが、実はクマ科に分類される肉などを食べる雑食動物の仲間なのです。

なので、野生のパンダは、竹や笹以外にも魚、昆虫、小動物、果物を食べることもあるようです。

愛嬌たっぷりの笹の葉を食べているかわいいパンダは、実は凶暴な熊の仲間であり、肉なども食べるのです。

しかし、見た目や仕草がかわいいパンダが私は好きです。だから愛嬌たっぷりのパンダに癒されたいですよね。

ぜひ、パンダを目当てに動物園に行ってみてはいかがでしょうか?

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