食品を選ぶときに選ぶポイントは、値段や産地などもありますが、賞味期限や消費期限を見て買いますよね。
このように食品には、賞味期限や消費期限というものがありますが、きちんと賞味期限や消費期限のことを理解しているでしょうか?
賞味期限と消費期限は同じ物で、呼び名が違うだけだと思っている人もいるかもしれませんが、賞味期限と消費期限の意味は全然違うのですよ。
☆賞味期限と消費期限の違いを学んでおこう!
食品に記載されている賞味期限と消費期限ですが、賞味期限は美味しく食べられる期限であり、消費期限は安全に食べられる期間を指します。
だから、賞味期限は食品の美味しさを保証する期間であり、消費期限は食品の安全性を保証する期間なのです。
なので、食品の美味しさを保証する期間である賞味期限は、多少は期限を過ぎても食べられるということであり、食品の安全性を保証する期間である消費期限に関しては、期限を過ぎたら食べない方がいいということなのです。
このように、賞味期限と消費期限では、意味合いが全然違うということなのですね。
では、もう少し詳しく賞味期限と消費期限について説明してみます。
○賞味期限とは?
賞味期限は、5日を超える長期の保存が可能な食品に使用されます。
そして、賞味期限は、表示されている保存方法に従って未開封の状態で保存したときに、美味しく食べられる期限を示しています。
だから、開封した場合や保存方法を守っていない場合は、賞味期限内であっても食品の品質を保証できるわけではありません。
また、賞味期限が3か月を超えるものは年月または年月日で表示され、3か月以内のものは年月日で表示されています。
さらに賞味期限は、美味しく食べられる期限なので、未開封で表示されている保存方法で保存している場合は、賞味期限を過ぎても食べることができます。
基本、食品の賞味期限は安全率を考えて0.7~0.8を掛けた期間にしていますので、きちんと保存している場合は、およそですが、賞味期限の1.3倍〜1.5倍までは食べても問題は無いのですね。
だから、賞味期限は少々過ぎても大丈夫だということなのです。
賞味期限が過ぎたからといって、すぐに捨ててしまうのは、もったいないのですよ。
無駄を無くすためにも賞味期限のことをきちんと理解しておきましょう。
○消費期限とは?
消費期限は、表示されている保存方法に従って未開封の状態で保存した場合でも、およそ5日で品質が劣化する食品に使用されます。
なので、主に弁当、惣菜、調理パン、生菓子、生めん、食肉、ケーキなど長期保存ができない食品が対象です。
基本、消費期限は、安全に食べられる期限ですので、消費期限を過ぎた食品は安全性の保証が無いので、もったいないと思うかもしれませんが、あまり食べない方がいいでしょう。
しかし、昔は、賞味期限や消費期限などを表示されることもありませんでした。
では、昔は、どうやって食べられるのかを判断したのかというと、臭いや見た目、味などで、腐敗しているのかを判断していたのです。
○食べられるのか?臭いや見た目で判断できる?!
最近は、賞味期限や消費期限があるので、食品を臭って食べられるのか?食べられないのか?という判断をすることが無くなってきたのです。
しかし、無駄を無くすためにも、賞味期限や消費期限だけではなく、自分で判断するすべを身に付けておくことも大切ではないでしょうか?
では、食べられるのか?を判断する方法を少し紹介しておきます。
基本、食品は腐敗して食べられなくなれば、腐った臭い(異臭)がしますので、臭いを嗅いで判断することができます。
また、腐敗して食べられない場合は、見た目にも異常がでます。
緑や白の斑点があったり、普段の色とは違う色に変色していたりすれば、腐敗している可能性が高いので食べない方がいいでしょう。
日ごろから、食品の見た目や臭いを気にしておくだけで、腐敗したときに判断することができるということです。
そして、多くの人がよく使う卵の場合は、水に浮かべるという方法で食べられるか食べられないかを判断することができるのですよ。
水を入れたボウルに卵を入れて、卵が水の底に沈んで行けばその卵は食べられると判断でき、浮かんだ卵は食べられないので捨てましょう。
基本、賞味期限や消費期限で食品を食べられるかを判断することができますが、見た目や臭いで食べられるのかを判断できるすべを身に付けておくことも大切だと思いますよ。
そして、卵の賞味期限は、他の食品と少し違うのです。
○卵は実はかなり食べられる期限が長かった?!
卵の賞味期限は、生で食べられるという賞味期限になります。
賞味期限は、美味しく食べられる期間でありますので、少々過ぎても大丈夫だと説明しましたが、さらに卵の場合は、生で食べられるという賞味期限なので加熱するのであればもっと食べられる期限は長くなるのです。
きちんと卵を冷蔵保存していれば、加熱するのであれば賞味期限を10日前後過ぎても問題なく食べることができるのです。
ちなみに、卵の賞味期限を1カ月過ぎても大丈夫だったという方もいるようです。
他にも生モノの場合は、加熱することで問題なく食べられるものがありますので、賞味期限や消費期限が過ぎたからといって諦めないで!!
しかし、少しでも怪しいと感じる場合は、食べずに捨てましょうね。