百獣の王だから、「ライオン?」それとも大きい「ゾウ?」それとも空気がなくても生きていける「クマムシ」と思う方もいるかもしれませんが、環境や状況によって違ってくるので答えるのは難しいですよね。
でも、地球史上最強の生物といえば、「恐竜」だと答える人が多いのではないでしょうか?
そんな地球史上最強の生物と名高い恐竜ですが、今の地球で考えるとワニが近いと思う方が多いと思いますが、鳥の方が恐竜に近い生物だといわれているのです。
鳥は、恐竜が進化して生き残った生物と言われているので、恐竜にもっとも近い生物は鳥なのです。
○鳥は恐竜から進化
恐竜を図鑑でみたり、映画などでも恐竜を見たことがあると思います。
しかし、実際の恐竜がどんな色でどんな肌の生物だったのかは、想像でしかないのです。
恐竜の絵や画像は、すべて想像で作られたものでしかないのですよ。
化石として骨から恐竜の形は復元されていますが、配色に関しては、想像で描かれているのでさまざまなのです。
だから、恐竜の実際の色はわからないということなのです。
恐竜の全貌は、今のところわかっていません。
そして、多くの人が、恐竜がワニと近いと思ってきた理由に、恐竜の絵がワニのような皮膚で書かれていることが多かったためだと思います。
しかし、これを当たり前だと思ってはいけません。
色もそうなのだが、あの体表も想像でしかないのです。
つまり、恐竜はワニのような体表ではなく、羽毛のようなものが生えていたという説もあり、なんと羽毛のようなものが生えていたという説の方が有力視されているのです。
恐竜が鳥類の祖先であることからも、羽毛が生えていた可能性が高いということだと思います。
全体的に羽毛が生えていたかはわかってないようですが、恐竜の背中などには羽毛のようなものが生えており、進化の過程で全体的に羽毛が生えて鳥のようになったとされています。
また、化石の一部からも羽毛のような形跡が見つかっているようです。
恐竜から鳥への進化は、恐竜→始祖鳥→鳥になっていると思われるので、鳥たちの先祖は恐竜だということですね。
しかし、勘違いしてはいけないのは、恐竜には羽毛が生えていたということは、ただの説だということです。
恐竜の一部の種では、羽毛があることはほぼ確実ですが、すべての種に羽毛が生えていたかどうかはわかっていません。
あのティラノサウルスの近縁種に羽毛のような跡があったところから、ティラノサウルスも羽毛があったと思われるが・・。
だから、実際の恐竜は、私たちが想像していた恐竜とは、違うかもしれないということですね。
しかし、実際の恐竜を誰も見たことがないので、今後も謎のままなのかというと、そうではないかもしれません。
なぜなら、恐竜を現在に復活させようと思っている人が多くいるからです。
○鳥から恐竜復元?!
昔から世界では、恐竜の復元を夢に掲げる人は多くいました。
しかし、遺伝子は時間と共にくずれ、恐竜の化石からは恐竜を復元することは難しく、夢のような話のようです。
でも、恐竜は鳥に進化したものなので、鳥の遺伝子を操作すれば、恐竜が復元されるのではと考えられて、研究がされているようなのです。
そして、誕生する予定の恐竜を「チキノサウルス」と名付けられているようです。
この名前をみたら、想像をすることができる人もいるかもしれませんが、チキンとサウルスの合体系ということです。
つまり、ニワトリから恐竜を作ろうと計画が進んでいるのですね。
ニワトリの口に牙を生えさせてニワトリのしっぽの骨を伸ばし、羽を小さくすることによって誕生する予定なのがチキノサウルスです。
退化させるというより、遺伝子操作によって恐竜に近づけるといったほうが近いかもしれませんが、近い将来、恐竜に近い生物が誕生するかもしれないということです。
このように恐竜の研究は進んでいるのですね。
恐竜を実際に見てみたいと思う方もいると思いますし、映画の影響などで怖いイメージを持っていて恐竜の復元反対!と思われる方もいるかもしれませんが、今後の恐竜復元に私はワクワクしちゃいます。