人類の科学が発展して、宇宙旅行が実際にできる未来が来ると言われていますが、空を見上げて宇宙のことを考えたことがありませんか?
そして、そんな宇宙には、まだまだ人類が発見できていない物質が多く存在しているということを知っているでしょうか?
宇宙を構成している要素のうち、私たち人類が観測できているのは、約5%の元素だけであり、後の約95%は私たちが発見できていない暗黒物質と暗黒エネルギーで構成されていると言われています。
暗黒物質と暗黒エネルギーとは、一体どんな、性質を持っている物なのでしょうか?
私たちが見ている世界は、宇宙のほんの少しだけなのかもしれないのですよ。
○地球はレアな物質できている?
地球は、いろいろな種類の原子で構成されていますが、宇宙に存在している原子の99%以上は水素とヘリウムで構成されています。
水素とヘリウム以外の原子は、宇宙的にみると非常に量が少なく、重元素と呼ばれています。
さらに、元素は宇宙の5%の構成要素でしかないので、重元素は宇宙の構成要素のうち0.03%しか存在していません。
地球は、酸素や炭素、金、銀、などの、多くの重元素から作られているのです。
だから、地球は、宇宙的に非常にレアな物質で出来ていると考えることができます。
ちなみに、私たち人間の体にも重元素が大量に含まれており、私たち自身がレアな物質であると考えることができるのですね。
しかし、地球規模で考えると、原子の塊なので、レアな物質ではないのです。
私たちの体を構成する重元素は、体重が60㎏の人で54㎏となり、残りの6㎏は水素で構成されています。
私達の体の、90%が重元素で構成されていますので、暇であれば体にどのぐらい重元素が含まれているか計算してみてください。
地球は宇宙的なレアな元素でできているのですが、宇宙には、観測することができない暗黒物質と呼ばれるモノが存在していると言われています。
○観測できない暗黒物質が宇宙には存在する?!
私たちが見ることができる物質は、たった宇宙の5%でしかなく、私たちが見ることができない暗黒物質は、宇宙の27%も存在していると言われています。
暗黒物質は、ダークマターとも呼ばれており、観測することできていない質量が存在する物質です。
光や電磁波を用いても、暗黒物質は、観測できない物質であるため、現在のところは仮説上の物質になります。
暗黒物質は、仮説上の物質ではありますが、存在しないと宇宙の重量が軽くなりすぎてしまうため、存在するだろうと予測されているのですね。
また、暗黒物質そのものは観測できていませんが、間接的に暗黒物質が存在することを示唆するデータはあるようです。
だから、暗黒物質が発見される日がきっと来るでしょう。
そして、暗黒物質ではなく、暗黒エネルギーと呼ばれるモノも存在していると言われているのです。
○謎の暗黒エネルギーも存在する?!
皆さんは、宇宙が加速度的に大きくなっていることを知っているでしょうか?
地球に住んでいて宇宙が大きくなっていることを実感することはありませんが、宇宙は現在も大きくなり続けているようです。
そして、宇宙が大きくなり続ける原因を作っているのが、宇宙を構成している要素の、約68%を占める、暗黒エネルギーと言われているのですね。
暗黒エネルギーも暗黒物質と同様に、光や電磁波では確認することができない物質で、宇宙を広げている仮説上の物質になります。
暗黒物質は、ダークエネルギー、ダークエナジーと呼ばれることもあります。
暗黒エネルギーには、重力に反する負の圧力が存在し、暗黒エネルギーに引っ張られることによって、宇宙は加速度的に大きくなり続けていると言われているのです。
もし、暗黒エネルギーによって、このまま宇宙が大きくなり続けると、物質が引き裂かれ始め宇宙は終焉を迎えるとされています。
そうなると、地球は引き裂かれて砕け散り、太陽や他の恒星、惑星、衛星も砕けちって、宇宙には、微粒子しか残らなくなるようです。
しかし、宇宙の物質がすべて微粒子になるのはずっと先であり、その前には人類は滅んでいることが予想されますので、私たちが砕け散って死ぬことはないようです。
人類の科学は、日々進化を遂げていますが、まだまだ解明されていないことが多いのですね。
○人類には見えていない物が多く存在する!
人類は、科学技術の発展でいろいろな物を発見してきましたが、今でも人が発見できていない物は多いのです。
私たちが見ている世界は、宇宙的には、ほんの小さな物でしかないのです。
人類の科学は、どこまで発展して、どこまで見えるようになるのでしょうか?
宇宙には、まだまだ未知なるモノがあり謎が多くあるのです。
宇宙のことを人間はどこまで解明できるのかは分かりませんが、まだまだ人類の科学が発展する余地は多くあるのですね。