水とは、水素と酸素の化合物H₂Oです。
無色、無味、無臭の液体です。
温かいと同じ水なのに湯と言われますね。
水は、人にとって最も身近にある液体です。
また 私たち人や生き物にとって生きていくうえで重要な物資になります。
そして 水は限りある資源ですので 大切にしなければならないということを理解してほしいのです。
水なんてたくさんあるじゃないかと思われる人が多くいると思いますが、その大半は海水で飲むことができないんです。
海水は、塩辛いですから普通に飲むことは出来ませんよね。
海水を飲んだら もっと喉が渇きますし、塩分の多い水を飲んでいると浸透圧などのバランスが狂って、水分を取っているにも関わらず脱水を起こしたりもしますし、様々な体の機能不全を起こし体が正常に機能しなくなって死んでしまいます。
ただし 少しぐらいの海水を飲んでも死にはしませんよ。
地球の水のうち海水は、97.5パーセントもあります。
私たちが飲料水として使えるのは、残り2.5パーセントだということになります。
残っている水すべてが、飲料水として使えるわけではありません。
地下水であれば、井戸をほったりする必要がありますし、飲料水に適していない水もありますので、実質 飲料水として使える水は2.5パーセントよりもっと少ないんです。
私たちが飲むことができる水は、地球上のほんの少しだけなんです。
皆さんこれで水の大切さが 少しはわかっていただけたでしょうか?
地球の水の事情が分かっていただいたところで、人間と水の関係について話していきたいとおもいます。
人間の体の60パーセントは水です。
体重が50キログラムなら30キログラムは水です。
このことからもわかるように 人間は、水がなければ生きていけません。
人間が1日中 静かに横たわっている時に代謝される水は2300ミリリットルです。
ということは、私たちは、最低でも一日2300ミリリットルを摂取しなくてはならないということになります。
水は、飲み物以外にも食べ物からも摂取できますので、それでも飲料としては1.5リットルほど必要なんです。
大切な水だからといって 水を飲まないと脱水状態になるので、きちんと水を飲んでくださいね。
日本に住んでいれば、水道の蛇口から水は簡単に出てくるので、貴重だと思う事はありませんが、海外では、とても水が貴重な国もあります。
水道が無くて井戸も近くに無く、水を何時間もかけて取りにいく必要がある国もありますし、日本では絶対に飲料水として認められない汚れた水を飲料水としている国もあるんですよ。
水は大切な資源です。みんなで大切に使いましょう。
体の水不足によって、死んでしまう可能性もあるんですよ。
体の水分が不足すると脱水症状になります。
気温が高いと汗などをかくので脱水症状になりやすいですが、気温が低くても体内からは少しずつ水分が失われています。
脱水症状になって 倒れて そのまま亡くなられてしまう方もいるんですね。
特に高齢者や小さな子供は、のどが渇いているのに気づかずに脱水症状に陥る可能性が高いので、適度に水分補給をする習慣をつけておく事が大切です。
さらに 脱水症状を起こさない為には、水分と一緒に塩分(ミネラル)の補給も大切です。
しかし 水を飲み過ぎるのもいけません。
アメリカで行われた水飲み大会で賞品のために水を7.5リットル飲んだ女性が急性水中毒でなくなりました。
悪ふざけで大量に水を飲んだりすると体内の水の許容量が超えて水中毒になるんです。
水中毒とは、水分の過剰摂取で起きる症状です。
症状としては、低ナトリウム血症(体内のナトリウム濃度が低くなることで起きる、疲労感や頭痛、精神錯乱)によって痙攣が起きます。
最悪の場合、死ぬことにもなるんです。
水の無駄飲みはやめましょうね。
大切な水という資源の無駄で 死の可能性すらありますからね。
これからは、水を大切に 水を有効活用できるよう気を付けて行きましょう。