イヤホンの危険性を言う前に ますは、耳について ある程度 説明してみます。
耳とは、音を感じ取る器官であり、聴覚にとって重要な機関である。
また 聴覚以外にも平衡感覚や回転覚も感知しているので、平衡聴覚器ともいいます。
続いて音がどのように耳に伝わるのかを紹介します。
まず 外耳道と呼ばれる耳の穴から音が入っていきます。
すると音が鼓膜に伝わります。
音は振動によって伝わりますので、鼓膜が振動し、この振動が耳小骨という三つの骨、鐙骨、砧骨、槌骨を経て 蝸牛の中に振動が伝わり、音として認識する事ができるんです。
最終的に蝸牛と呼ばれる器官が音を感じ取り、蝸牛の中にある有毛細胞で電気信号に変えて脳へと伝わるわけなんですね。
ただ 音を聞いているという現象なのに、複雑怪奇?!音が聞こえる迄の仕組みは複雑なんですね。
そして 耳という場所には、蝸牛の近くに三半規管と呼ばれる。平衡感覚を司る器官があるわけです。
耳について、少し説明しましたが、本題のイヤホンの危険性について説明していきます。
イヤホンとは、耳に差し込む形状の再生装置や受信機から出力された電気信号を耳についた状態のスピーカーを用いて音波に変える装置である。
つまり イヤホンとは、耳の近くで音を出す機械なわけです。
耳の近くで音を出すからイヤホンを使えば、自分だけ音楽などが聞けますし、周りの人に迷惑がかかりにくいというメリットがあります。
しかし イヤホンだと周りの人に迷惑がかからないと思い、大音量で音楽を聴くという事につながるんです。
大音量で聞けるラッキーなんて思っていませんか? その考えが危険なのです。
先ほど説明した耳の中にある有毛細胞は、繊細で大きな音を聞くと破壊されて 障害が出てしまう場合があります。
この障害を音響外傷と呼びます。
音響外傷は、音が聞き取りにくくなったり、耳鳴りがしたりする病気であり、一日や二日で自然に治る場合もあります。
しかし 問題は有毛細胞の破壊が重度の場合は、音響外傷が治りにくくなり、最悪 治らなくなる場合もあるんです。
有毛細胞は新陳代謝をので、破壊が重度の場合は、治らなくなるんです。
治らないということは一生、難聴や耳鳴りなどの不快な感覚と付き合って行かないといけないというわけです。
70代や80代の老人が難聴ならしかたがないで済むかもしれないが、20代や30代などの若者がなるというのは困りますよね。
これから長い人生を生活していく上で、音響外傷によって、難聴や耳鳴りが続くと、とても 大きな損害になるんですね。
だから イヤホンを使うのは、ほどほどにする必要もありますし、音量なども考えて使うべきなんです。
音響外傷にならない為には、イヤホンを使っても周りの音が聞こえる程度で、音を小さ目にする事と、1時間程度イヤホンを使ったら耳を休ませてあげることが大切です。
これからの人生を楽しんで行くためにも イヤホンは、ほどほどの音量でかつ、耳を休ませる事が大切だということなんですね。
若気のいたりで、イヤホンで大音量の音楽を聴き続けてしまうと、大きな代償をもらう事になるかもしれませんよ。