夢のマイホームを持ちたい!!と、多くの方が一度は思ったことがあると思います。
しかし、マイホームを持つことは簡単ではありません。(私の場合金銭的理由により・・・)
そんな方は、新築ではなく中古の空き家を購入することを考えてみてはいかがでしょう。
空き家?古い家?中古物件は、ちょっと嫌だと思う方もいると思いますが、リフォームをすれば、新築のようにもなりますし、価格面では、断然、空き家の中古物件の方がお得ですよ。
また、空き家によっては、素敵で趣のある新築では醸し出すことが難しい良い雰囲気の物件もあるのです。
素敵な空き家をリーズナブルな価格で購入してみてはいかがでしょう。
では、空き家の購入方法について紹介していきますね。
☆空き家を購入する方法とメリットデメリット
空き家を購入する方法としては、不動産屋を訪ねたり、空き家バンクで探したり、家主に直接交渉したりするなどいろいろな手段があります。
中には、空き家をどんな方法で空き家を探したら良いのかわからないという人も多いでしょう。そこで空き家を探す方法の違いによるメリットとデメリットを紹介したいと思います。
まずは、空き家を探すとなると、基本、不動産屋ですよね。
〇不動産屋は手続きが簡単で探しやすい?!
不動産屋で空き家を探すメリットは、多くの物件情報をもっていることです。
近年では、ネットなどで物件情報を紹介している不動産屋も多いですが、公開していない物件情報もあるので直接不動産屋に行くことで、お宝的な物件をみつけることができることもあるようです。
そして、不動産屋で物件を紹介してもらう場合、不動産屋がきちんとしたルールにのっとり取引を仲介してくれるので、売り主とのトラブルが起こりにくいというのもメリットの一つです。
直接、売り主と売り買いの交渉をすると、値段や条件、契約時などにトラブルが発生する可能性が高くなるようです。
不動産屋に空き家を紹介してもらう場合、このようなメリットがあるのですが、もちろんデメリットもあります。
デメリットとしては、不動産屋に空き家を紹介していただくと売買手数料がかかることです。
多くの物件を情報を持っている不動産屋は、ボランティアで物件情報を提供しているわけではなく仕事として情報を提供しているのです。だから不動産屋を通して取引を行うと仲介手数料を支払うことになります。
不動産屋の仲買手数料は200万までは5%、200万円を超えた金額に対して4%、400万円を超えた金額に対して3%と手数料上限が定められています。
なので、例えば、300万円の物件を購入すると、12万円(+税)の手数料が請求されるということになります。※不動産屋によっては、上限より少ない手数料の場合があります。
その他にも、不動産屋を利用すると、調査費用などの別途費用がかかる場合もあります。
できる限り、お安く物件を購入したいから手数料などはかけたくないという人は、不動産屋を介入させないで取引する方法を考えてみるのもいいかもしれませんね。
空き家を探す場合、不動産屋以外であれば、空き家バンクを利用してみてはいかがでしょう。
〇空き家バンクは手数料が安い?!
近年の日本では空き家が増加しており、市区町村が空き家の円滑売買取引が行えるように空き家バングというサービスを行っていることが多いのです。
市区町村が運営している空き家バングは、不動産屋さんのように営利目的でないので、紹介していただいても、不動産屋を通さなければ仲介手数料が発生しません。
ただし、売買の契約手続きなどを自分でする必要があります。
費用は発生しますが、司法書士などにお願いして手伝っていただければ、契約や登記などは不動産屋より安くきちんとできます。
空き家バンクに登録されている物件は、直接交渉や契約など、いろいろと面倒なことがありますので、不動産屋に相談して仲介してもらう方が良い場合もあるようです。
後は、自分で直接空き家を探す方法です。
〇家主に直接交渉してみる?!
それほど例は多くないと思いますが、住んでいる近所の空き家が気になったり、知り合いから空き家を紹介されたりすることもあるかもしれません。
一般的には、空き家などの物件の売買は不動産屋や空き家バンクを利用することになりますが、見つけた空き家や紹介された空き家の所有者か直接購入することも可能です。
知り合いに紹介されたのであれば、基本、空き家の所有者がわかりますが、気になる空き家の場合は、どうやって所有者を調べるのかと思うかもしれません。
でも大丈夫、法務局に建物の所有者が記載された登記簿がありますので、それを利用すれば、空き家の所有者はわかるのですね。
建物の登記簿情報の一部は、誰でも閲覧することができるので、物件の所有者の氏名と住所は登記要約書で確認することができるのです。
物件の所有者の氏名と住所がわかれば、連絡することができる可能性があるので、気になった空き家を購入できないか直接交渉することができるのですね。
しかし、登記簿情報でも所有者が不明の物件もありますが、多くの場合は登記簿情報を確認することで所有者を特定することができます。
ちなみに登記簿情報は、法務局で数百円の手数料で取得することできます。わざわざ法務局に行かなくてもインターネットでも登記要約書を取得できますのでネットが利用できる人は、ネットを利用してみてはいかがでしょう。
直接、空き家を購入する場合は、空き家バンクで直接購入するときと同様のデメリットが生じます。
空き家の購入は、自分で直接交渉して契約すれば、費用は安く済みますが、トラブルが発生することもありますので十分にそのことも考慮して行いましょう。
ちょっとだけ、空き家購入でかかる費用についても紹介しておきますね。
○空き家を購入するとかかる費用を知っておこう。
空き家を購入する場合は、物件の購入費用はもちろんですが、他にも費用がかかるのです。
不動産屋に仲買していただいた場合は、仲買手数料がかかります。
そして、不動産を登記するために不動産登記費用もかかります。
物件によりますが、不動産登記費用は、専門家(土地家屋調査士・司法書士)に依頼した場合、数十万円かかりますし、専門家によってもかなり料金に違いがあります。
なので、専門家に依頼する場合は、複数の専門家に見積もりをとった方がいいかもしれません。
また、不動産登記は自分ですることもできるようなので、時間とやる気があり、費用を安くしたい方は、勉強して自分でチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
不動産登記は手続きなので、勉強して基本、登記所(法務局)に相談して、時間をかければ手続きはできると思われます。
不動産登記を自分ですれば、役所に支払う金額だけになりますので、かなりお安くなります。
さらに、住宅を購入した場合は、不動産取得税がかかります。
不動産取得税の税率の原則は、
宅地……×4% 住宅……×4%
ですが、住宅を購入する場合、住宅が一定の要件を満たせば軽減措置が受けられるので、購入する場合は調べて手続きをしましょう。
このように空き家を購入する場合は、購入金額以外にも、いろいろと費用がかかるので考慮して購入しましょう。
では、最後に空き家の購入方法のまとめを簡単にしておきましょう。
○空き家の購入方法まとめ
費用が高くなって、自分の手間を省きたければ、不動産屋で空き家を探しちゃいましょう。
費用をなるべくかけたくなければ、できることは自分でする覚悟を持って、不動産購入の勉強をし、空き家バンクや直接空き家を探しちゃいましょうって感じですね。
夢のマイホームをお安く手に入れる方法として、空き家の購入も考えてみてはいかがでしょう。