ヒアリってどんな生き物なの?ヒアリの危険性は?!ヒアリに刺されたときの対処方法も学んどく?!


大々的にニュースで取り上げられた、「ヒアリ」のことを知っていますよね。

もしかすると、ヒアリのことを知らない人がいるかもしれませんが、ヒアリは、殺人アリと呼ばれることもあるほど危険性が高い毒を持っているアリなのです。

ちなみにヒアリは、漢字で火蟻と書きます。

では、ヒアリがどれぐらい危険でどんなアリなのかを紹介していきます。

○ヒアリとは?

日本に侵入し増殖して、被害をもたらすのではないかと心配されているヒアリの体調は、2.5ミリ~6ミリほどで、そこまで大きなアリではありません。そして、ヒアリは赤っぽい色をしています。

ヒアリは南米大陸の在来種ですが、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、フィリピンなどにも生息域を広げているのです。

海外から輸送されるものによってヒアリが生息域を広げていると思われます。

そんなヒアリですが、どれぐらい危険なのかが気になりますよね。

〇ヒアリはどれぐらい危険なアリなのか?

実は、アリとハチは近縁種であり、アリはハチと同じように毒針を持っている種が多く存在しているのです。

そして、危険性が高いといわれている「ヒアリ」も強い毒針を持っているアリなのです。

日本に生息している在来種のアリは、たまたま毒針を持っていなかったり、毒が弱いたったりするため、人に害がないだけなのですね。

ヒアリは、強い毒を持っているアリであり、刺されると強い痛みが出ることが知られており、最悪の場合には、アナフィラキシーショックを引き起こし死亡する可能性もあるのです。

なんとアメリカでは、年間100人以上が、ヒアリに刺されることによって亡くなっていると言われています。

ただし、ヒアリに刺されたからといって必ずしも危険だということではありません。

アメリカでヒアリに刺される人は、年間で1400万人とも言われており、死者は毎年のように出ていますが、亡くなられない方の方が大半なのですね。

ヒアリに刺されて亡くなるのは、刺された人の0.000数%しかおらず、もし重症化してもすぐに病院に搬送され、治療を受ければ助かる可能性が高いと考えられます。

ヒアリは、強い毒性を持っており、刺されると強い痛みが出ますが、刺されても死ぬ可能性はそれほどないのですね。

ヒアリに刺されたとしても軽症であれば、強い痛みと腫れ、膿みが出るなどの症状だけで済む場合も多いです。

しかし、ヒアリに刺されて、めまいや吐き気、頭痛と言った症状がでる場合には、アナフィラキシーショックを起こしている可能性がありますので、非常に危険です。

そのような場合はすぐに救急車を呼ぶか、近くの病院に受診してください。

このように危険なヒアリですが、強い繁殖力も危険視される原因なのです。

○強い繁殖力でヒアリの生息域が広がる可能性が高い?!

ヒアリの巣は、日本の在来のアリよりも大きく、日本の在来のアリの場合は、一つの巣に一匹の女王アリなのですが、ヒアリの場合は、一つの巣に何十匹も女王アリがいるのです。

そして、女王アリが一日に生む卵の数も、日本の在来のアリの場合は、種類によっても違いますが一日数個から数十個の卵を産むのですが、ヒアリの場合は数千個の卵を産むことができるようです。

だから、日本のアリの場合は、一つの巣に一匹の女王アリがおり、その女王アリが数個から数十個の卵を産むのですが、ヒアリの場合は、一つの巣に何十匹も女王アリがおり、その女王アリが数千個の卵を産むことができる!

ヒアリは、日本に存在している在来のアリよりも何十倍?!何百倍もの!繁殖力なのです!恐ろしいほどの繁殖力だということが理解していただけたのではないでしょうか?

さらに、ヒアリの女王アリとオスのアリは飛ぶことができるので、数十キロも移動することができるようです。

だから、もし、女王アリが日本に侵入して、日本で繁殖し生息地が拡大してしまうとヒアリを根絶するのは困難であると言われていいます。

また、被害は人だけにとどまらない!?

ヒアリが日本に侵入して被害を受けるのは、人だけではありません。

日本に生息している在来種のアリの餌を食べてしまうことも考えられますので、在来種の天敵になる可能性もあります。

また、ヒアリは、肉や虫、樹液など、なんでも食べますので、他の生物への悪影響も考えられますので、生態系を崩す原因となるのです。

ヒアリは、日本に住む人にとっても、生き物にとっても危険な生き物なのですね。

そんなヒアリに、もしも刺されたときのことも考えて、対処方法を学んでいてはいかがでしょう?

○ヒアリに刺されたときの対処方法

まずは、ヒアリに刺されたときの症状について理解しておきましょう。

ヒアリに刺されたときの症状は、人によって大きく異なります。

ヒアリに刺された瞬間は、蜂に刺されたときのように、熱い、痛いという感じのようです。また10時間ほど経つと膿がでるようです。

軽度の症状の場合は、刺された部分が腫れて痒くなる程度の場合もあるようです。

そして、中度の症状の場合は、刺された部分を中心に腫れと痒みが広がり、全身に蕁麻疹が現れるようです。

さらに、重度の症状になると、呼吸困難・血圧低下・意識障害などの症状が現われ場合があるようです。

そのような症状が起きた場合は、アナフィラキシーショックを起こしている可能性が高いので、処置が遅れると生命の危険も伴いますので、すぐに救急車を呼ぶか、近くの病院に受診してください。

基本、ヒアリに刺されたときには、患部を流水で洗い流して、患部を冷やして、軽度の症状でも、なるべく早く病院を受診した方がいいと思われます。

そんなヒアリに遭遇したらすぐに通報しましょう!!

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