安楽死は賛否両論?!世界には安楽死が合法の国もあれば違法の国もある!安楽死について考えてみる。

思考

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安楽死という言葉を知っているだろうか?

安楽死とは、病気などで回復の見込みがなく余命が短い人に対して、苦痛を長引かせないために、できるだけ苦痛の少ない方法で、本人の意向にそって薬物などで死をむかえさせてあげる方法です。

だから安楽死が合法の国でも、ただ 死にたいから安楽死を選べるかってことではないんですね。

 

死にたい人が死ぬのは、どこの国でも自殺ということです。

ちなみに安楽死は苦痛が無く死ぬことなので、首つり、飛び降りなどの苦痛が伴うものは該当しないんですね。

 

安楽死ですが、安楽死をしても良いラインを決めるのが難しいといえます。

助かる見込みが無いという判断を、誰がどのように決めるのかということが重要になりますし、奇跡が起こり助かる可能性は0%では無いのではないかと思うところもあります。

 

安楽死の名の下に、殺人が起きる可能性が無いとも言えないのではないでしょうか?

いろいろと考えると安楽死を合法にして良いのか悪いのか難しいところだと思います。

 

〇安楽死の合法化?

安楽死という言葉を聞いたことがある人も多くいると思うが、日本では安楽死は認められていません。

つまり日本で安楽死をしたいと思う方は、自殺になるわけなんですね。

しかし 安楽死を合法化している国もあるんです。

 

安楽死が合法化されている国は、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクなどです。

そして アメリカは州によって安楽死が合法化された州もあるようです。

これらの国でしか安楽死は認められていないということを考えると、世界的には安楽死を認めようとする風潮はあまりないのかもしれません。

 

日本では安楽死は認められていないし、現在のところ安楽死を進めている団体も目立っていないので、個人の意見として安楽死をしたいと思っている人がいるという感じです。

そして 日本には、なんと安楽死ではなく自殺者が年間3万人も存在しているんです。

→ 日本は自殺者が多い国?!男性の方が女性より自殺率が高い?!自殺の原因と予防対策

 

安楽死は、基本的にガンや心臓病などの患者で、助かる見込みのなく余命が短い人に対して安らかに眠るために行われるものであるが、精神的に死にたい場合でも改善が見込めない場合は認められる国があるようです。

日本の自殺者の全員が、重い病気になって自殺したとは考えられないので、大半が精神的に苦しくなり自殺をしているものと考えられます。

 

日本でも、もし精神的な安楽死が認められれば、かなりの人が安楽死を望むかもしれませんが、基本的に安楽死には基準が設けられており精神病やうつなどの改善が見込めそうな場合は認められないでしょう。

しかし 安楽死が合法の国があるので、日本で安楽死が合法化される可能性はかなり少ないと思いますが、0%では無いと思います。

安楽死を合法化にすれば、本人の意向によって死を選べる「死ぬ権利」を得ることができるかもしれませんが、どちらがいいのかは難しいところです。

 

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〇安楽死と尊厳死

安楽死に少し似ていますが、尊厳死というものもあるんです。

尊厳死とは、過剰な医療行為による延命治療を避けて、尊厳をもって自然な死をむかえるという方法です。

尊厳死は、余命短い人の痛みなどを取り除く治療をして、自然な死を待つという感じですね。

 

〇日本で安楽死を手伝うと自殺幇助罪や殺人になる!?

安楽死をしたい人が自分で死んだ場合は自殺になりますが、安楽死をしたくても体を動かすことができないなどの理由で、自分では死ねない人もいます。

病院の先生に痛みが辛くて、殺してくださいとお願いする患者さんもいるようですが、それは病院の先生に罪を背負って下さいということになるんです。

日本でも末期のガン患者さんにお願いされて、安楽死をさせてあげた医師などもいるようで、医師は殺人罪や自殺幇助罪などで罰せられる可能性があるんですよ。

 

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〇安楽死に対する主観的考え

私は安楽死に賛成でも反対でもありません。

というより、安楽死しようとする人の気持ちが、現在 大病を抱えているわけでは無いので、あまりわからないから賛成とも反対とも言い切れないというのが答えになります。

実際に余命が短くて苦しくて辛い状態であれば、安楽死を望むかもしれません。

 

安楽死に賛成ですか?反対ですか?それともどちらとも言えないのでしょうか?

もし自分の子どもや親が、安楽死を望んでいたら反対してしまうと思いますが、安楽死を望んで本当に苦しんで絶対に助からないとわかれば、楽にさせて上げたいと思うかもしれません。

安楽死は、考えれば考えるほど、答えにたどり着けない難しい問題といえますね。

 

でも 考え方を変えれば、安楽死が合法化されれば救える命があるかもしれません。

もし自殺をしたい人が、安楽死が合法化されていれば、痛そうな自殺ではなく安楽死を選ぼうとするのではないでしょうか?

安楽死をするために医師の診断を受けることで、安楽死制度がなければ黙って死んでいた人が、医師のカウンセリングによって、自殺しないですむこともあるかもしれませんよね。

 

しかし 逆に安楽死の制度を使って、医師がお金儲けや殺人をする可能性も無いともいえないので、きちんとした制度を作ることが大切だといえます。

 

安楽死については、賛否両論があり難しい問題なので、答えは出ないかもしれませんが、命の大切さや生きることの大切さを知るためにも、安楽死についてもっと多くの人が考えてみるべきではないでしょうか?

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