会社に勤めて働いている人は、労働の法律である労働基準法を知っていますか？
労働者には、法律によりいろいろな権利が認められており、法律を知らないと損をしているかもしれませんよ。
従業員に都合の良い法律を会社側が教えてくれるとは限りませんよ。
自分で労働の法律を学んで、労働者の権利を勝ち取ることを考えてみてはいかがですか？
仕事をする上で多くの問題が生じますが、最低限知っておいた方がいいと思う法律に関係する問題を紹介します。
☆主な労働問題の法律的見解！
〇労働条件の変更
給料や労働時間などの労働条件を会社が一方的にしてきた場合は、法律によって拒否をすることができます。
法律的には、会社と労働者との間で締結された労働条件を会社が一方的に変更することはできません。
だから、自分が納得できない理由で、減給や労働時間の変更や休日の変更など会社が一方的に労働条件を変更すると言ってきた場合は、法律的に拒否できるということです。
しかし、労働条件を変更する合理的な理由がある場合は、会社が一方的に労働条件を変更する事もできる場合があります。
例えば、会社の経営困難な状態であれば、給料の減額や手当の廃止などをしてもしかたがないということです。会社が倒産すれば、給料をもらえなくなりますので、理解できますよね。
〇有給休暇
有給休暇（年次有給休暇）とは、給料をもらって休める休暇のことで、労働基準法によって定められていますので、有給休暇が無いなどは法律違反になります。
有給休暇は、会社に勤めてから6ヵ月が経った時点で発生し、有給休暇の日数は、労働日数・時間時間によって変わりますが、パートやアルバイトの方でも有給休暇は発生します。
〇パワハラ・セクハラ
パワハラとは、仕事上の上下関係によって職務以上のことをやらせるということになります。
セクハラは、相手に不快な思いをさせる性的な嫌がらせのことです。
どちらとも仕事上の上下関係によって起こることが多く、境界線も微妙なので立証することが難しいので、難しい問題ですが対策としては、証拠を用意してもっと上の上司に相談するか、パワハラ・セクハラは、法的にも違法になるので法的手段で戦うことができます。
〇残業代（サービス残業）
残業代は、労働者が規定以上の時間、労働することで得られる法律で認められた対価です。
だから、残業代をもらえなければ、会社が法律違反をしているということになります。
たまに少しの時間であれば、仕事中に少しぐらい休憩をしていることもあると思いますので、すぐに違法だというのは、社会人としてはどうかと思いますが、サービス残業が当たり前であれば、法律を武器に会社と交渉することも自分を守るために大切なのですね。
〇不当解雇
会社が労働者を解雇するためには、最低でも30日前に文章などによって解雇予告するか、解雇予告手当を支払わなくてはならないのです。
さらに正当な理由がなければ、解雇ができないとされています。
だから解雇理由が正当なものでなければ、解雇そのものが法的に無効になる場合もあるということです。
解雇を通告してくる会社に無理に残るのは、嫌だと思いますが、条件良く解雇されるためにも、簡単に解雇に納得してしまわないで、法的な権利を主張することも大切だと思います。
法律だけで解決できることだけではありませんし、ちょっとしたことで「法律、法律」と言ってばかりいると上手くいくものも上手くいかなくなる場合もあります。
ある程度であれば、社会で生きていくためには我慢することも大切ですが、法律を知らずに不当な扱いを受け続けるのは、ダメだということです。
法律を知ることで、不当な扱いから自分を守ることができるようになるのです。
だから、労働の法律を知ることが大切だということなのですね。
あまりにも不当な扱いで法的に戦うときには、証拠が無ければ、「言った、言わない」になり、水掛け論になって戦うことが出来ないので、証拠が必要になりますので、きちんと証拠を集めて戦う準備をすることが大切です。
最低限知っておくべきだと思う労働の法律について紹介しましたが、他にもいろいろな法律が存在し、仕事をしていると知っておいた方がいいこともありますので、ためになるサイトを紹介しておきます。
〇仕事の法律が学べるサイト
〇労働基準法違反を許すな！労働者
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〇弁護士が教える労働トラブル解決サイト
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〇仕事JITEN
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