小さな頃からダメだと言われてきたことは、大人になってもダメなことだと思っていますよね。
しかし、ダメだと思っていたことには、意外に良い効果があるモノもあるのです。
子どもの頃にダメだと教えられたこととしては、ため息はダメよ。貧乏ゆすりは、みっともないからしてはダメ!!と言われて育った人も多いのではないでしょうか?
この二大ダメ!だと言われていた(個人的意見)「ため息」と「貧乏ゆすり」には、意外な良い効果があるのですよ。
では、まずは、ため息の意外な効果を紹介します。
○ため息の意外な効果
ため息をつくと、幸せが逃げていくと聞いたことがありませんか?
だから、私は、子どもの頃から、ため息はつかない方がいいと教えられてきました。
「はぁ」と、ため息をつく姿は、いかにも疲れた感じや面白くない感じがして、あまり良いイメージがありませんので、周りでため息をついている姿をみると、あまり良い気分ではありませんよね。
だから、ため息をつくのは、あまり良いことではありませんが、なんと、ため息には意外な良い効果があるのです。
1. ため息にはリラックス効果がある?!
ため息をすると腹式呼吸になり、リラックス効果を得ることができるのです。
腹式呼吸には、リラックス効果をもたらす脳内ホルモンの分泌を促進する効果があるので、リラックスできるのですね。
そして、ため息は、自律神経の副交感神経を優位に働かせる効果もあり、副交感神経が優位になるとリラックスしている状態になれるので、ため息にはリラックス効果があるのです。
また、ため息により新鮮な酸素を取り入れることで、リフレッシュ効果もあるのですよ。
2. ため息すると血行促進効果がある?!
ため息をつくと、血流量が増加するという実験データがあります。
なので、ため息をつくと、血行促進効果があり、健康効果を得ることができるのですね。
3. ため息で疲労回復?!
ため息をつくと、脳と体に新鮮な酸素を取り入れることができるので、疲労原因の活性酸素を減らしてくれます。
だから、ため息をつくと疲労回復効果が見込めるのです。
疲労原因物質である活性酸素は、ストレスなどで交感神経が優位になると、体内にたくさん発生しますので、そんなときは、ため息をついて、副交感神経を優位にして脳と体に新鮮な酸素を取り入れるて、疲労回復してみてはいかがでしょう。
このように、ため息には良い効果があるのです。
しかし、ため息には、周りの人を嫌な気持ちにさせる可能性がありますので、気を付けてため息をしましょうね。
そして、なぜ、意識もしていないのに、ため息がでるのかというと、ため息はストレスのサインであり、嫌なことや疲れることがあるから、ため息がでるのです。
だから、ため息=ストレスということになるので、そのサインを見逃さないことも大切なのです。
ため息が多いと思うときには、ストレスが多いということになるので、気分転換をしてストレス解消することも大切なのですね。
そして、貧乏ゆすりにも意外な効果があるので紹介しておきます。
○貧乏ゆすりの意外な効果
貧乏ゆすりをしていると、行儀が悪いと親に怒られたという経験をしたことがある人も多いと思います。
多くの人は、貧乏ゆすりをしている人をマナー違反だと思うのは確かです。
だから、貧乏ゆすりはしない方がいいのかというと、貧乏ゆすりには意外な良い効果があるので、時と場合を選べば、貧乏ゆすりをした方がいいかもしれないのですよ。
1. 貧乏ゆすりをすればストレスを解消できる?!
貧乏ゆすりをすると振動しますが、その振動がセロトニンを分泌させて、精神を安定させる効果があり、ストレスを解消してくれるのです。
そして、貧乏ゆすりをすると体を動かすことになり、運動をしていることにもなるので、ストレス解消にも役立っていると言われています。
2. 貧乏ゆすりには能力アップ効果があった?!
貧乏ゆすりをしているときに、パッと良いアイデアが思いついたりするそうです。
なぜかというと、貧乏ゆすりをすることで、血行が良くなり脳への血流量が増えて集中力が高まって、能力がアップし、良いアイデアが思いつくようになるのですね。
3. 貧乏ゆすりをすると冷え性対策・むくみ解消になる?!
貧乏ゆすりをすると血行が良くなり、冷え性対策になると言われているのです。
そして、血流が良くなると、余分な水分が血管に流れ込み、むくみの解消につながると言われています。
4. 貧乏ゆすりの健康効果
貧乏ゆすりには、運動効果や血流改善効果があり、健康効果があるのですが、股関節などの軟骨の再生を促す効果があるのです
なので、変形性関節症などのリハビリに貧乏ゆすりが取り入れられているのです。
さらに、貧乏ゆすりには、エコノミークラス症候群と呼ばれる血栓ができて命にもかかわる病気の予防にもなると言われていますのです。
エコノミークラス症候群とは、長い間、同じ姿勢で狭い椅子に座っていることにより、血流が悪くなり、血栓ができて血管に詰まってしまう病気のことですが、飛行機のエコノミークラスに乗っているときに多く発症したことから、このような名前で呼ばれているのです。
しかし、飛行機だけではなく新幹線や車でも、長い間座っていればエコノミークラス症候群になる可能性があるので、そんなときは適度に貧乏ゆすりをしてみてはいかがでしょう。
このようにダメだと言われてきた、ため息や貧乏ゆすりには、意外な良い効果もあったのですね。
しかし、ため息や貧乏ゆすりは、時にはマナー違反になる場合もありますので、周りのことを気にして注意して行うことが大切です。
自分にとっては良くても、周りの人を嫌な気持ちにさせると、最終的に自分が損をしますよ。
周りの状況をみて、適度に「ため息」や「貧乏ゆすり」をして、良い効果を得てみてはいかがでしょう。