学校を卒業したのに、働かずに家でゴロゴロ。こんな毎日では、ダメだと少しは思いつつも働く気にはなれずに・・・毎日が過ぎてゆく。
親のおかげで食事も食べることができるし、たまに遊ぶお小遣いももらえる。
満足はしていないが、この毎日から本気で抜け出す気にもなれない。幸せなのか?不幸せなのか?
将来や未来を考えることもなく、この毎日はいつまで続くのか・・・。
こんな状況の人をこう呼ぶ「ニート」。
こんなニートですが、ニートのことをどのように思っていますか?
ニートのことを知らない人もいるかもしれませんが、知っている人もニートのことをきちんと理解しているでしょうか?
働いていなければニートだと思っている人もいるかもしれませんし、ニートと言えば、ダメ人間だと決めつけている人もいると思います。
そんなニートとはどんな存在なのかをきちんと学んでみてはいかがでしょう。
○ニートとは?ニートと無職との違いは?
ニートには、きちんとした定義があることを知っているでしょうか?
ニートとは、15歳から34歳までの若年者で学校に通わずに就労していない人であり、就職をしたいという意志がなく就職活動をしていない人です。
だから、無職でも就職をしたいという意志があったり、就職活動をしていたりしている人は、ニートではないのです。
また、35歳以上の人もニートとは呼ばないのですね。
しかし、ニートの定義も少しずつ変わりつつあり、35歳以上でもニートと呼ぶ場合もあるようです。
そんなニートですが、なぜニートになるのでしょうか?
○なぜニートになる?!
一概にニートといっても、学校も途中から行けなくなりニートになった人もいれば、外で働いた経験があるけどニートになった人もいます。
だから、ニートになる理由は、人によって違いがあるのです。
しかし、ニートになるには、条件が必要になります。
親がある程度の収入があり、養うことができなければ、ニートになることはできません。
だから、ニートになるためには、親が養ってくれることが最低条件なのですね。
もし親がおらず、養ってくれる人物もいなければニートになる方法は無いのです!
そして、ニートになる人には、特徴があると言われています。
ニートになる人の特徴は、内向的で消極的、刺激が嫌い、対人関係が苦手などです。
そんな人は、社会に出てプレッシャーやストレスに耐えながらも働く気になれないからニートになるのですね。
そんなニートですが、どんどん増えているようなのです。
○ニートが増えた理由は?
なぜニートが増えたのか?それは、日本が豊かになり、親が子を甘やかして育てたなどの理由があります。
日本が豊かになったので、子どもは親に依存して生きることができるようになり、ニートという選択肢ができたから、ニートになる人が増えてきているのですね。
現在も働いて自分で稼いで食べていくことが基本ですが、働かざるもの食うべからずの時代であれば、働かなければ食べていけないので、働くしかなかったのですね。
怠け者であっても、最低限は働かなければ生きていけない時代であれば、働かなければならないのです。
日本が裕福になったからこそニートが増えてきたということなのですね。
そして、テレビやインターネット、ゲームなどの娯楽が増えたのもニートが増えた理由の一つです。
働かずに毎日ゴロゴロとしているのも、意外と暇で辛いことです。
だから、娯楽がなくて楽しいことがなければ、働くという選択肢が思い浮かびますが、働かずに毎日ゴロゴロしながらテレビやインターネット、ゲームなどで楽しむことができるので、働こうと思いもしなくなるのですね。
基本、ニートが増えた理由は、日本が豊かになり過保護な親が増えて娯楽も増えたからなのですね。
そんなニートですが、多くの収入を得ているニートがいるのを知っているでしょうか?
○ネオニートって知っていますか?
ニートであって多くの収入を得ている人のことをネオニートと呼びます。
なぜ?ニートなのに収入を得ているのかというと、基本、パソコンとインターネットを使って稼いでいるのです。
だから、ネオニートは自分の力で稼いで生計を立てており、これを維持するため労働していることになるのでニートとは全く異なる存在なのです。
でも、周りの人からは、就職して働いていないのでニートとして捉えられて、働いていないにも関わらず多くの収入を得ているからネオニートと呼ばれるようになったのですね。
だから、ネオニートは、ニートとは全然違う存在であるということなのです。
ネオニートとは、パソコンとインターネットを使って、株などの投資やサイト運営や動画投稿で稼いでいる事業主・起業家ということなのですね。
だから、ネオニートになるためには、かなりの努力と能力、資金が必要だということではないでしょうか?
なら、普通に働いた方が楽なので、ニートの人は、ネオニートを目指すよりも普通に働いた方がいいと思いますよ。
このようなニートですが、ニットより深刻な状態のスネップのことを知っているでしょうか?
○ニートより深刻なスネップとは?
スネップとは、孤立した(Solitary)無業の(Non-Employed)人びと(Persons)の頭文字をとったSNEP(スネップ)のことです。
意味としては、20~59歳の、結婚したことがなく、学生でもなく、家族以外との人付き合いがない、孤立状態にある無業者と定義されています。
そんなスネップになる人は、ニートとは違い、一生懸命に働いていた人が、会社でのトラブル、リストラ、病気などで、一度、社会のレールから外れてしまった人達が陥る傾向が高いようです。
スネップとニートとの大きな違いは、年齢と家族以外の人と付き合いがないというところです。
ニートは、基本、15歳から34歳までの若年者であり、スネップは、20~59歳とかなりの年齢まで入ります。
そして、スネップの場合は、結婚や友人関係にまつわるコミュニケーションをうまくいかずに、家族以外の人との付き合いがないということなので、俗にいう引きこもりということになります。
だから、ニートよりもスネップの方が深刻なのが理解できると思います。
そして、スネップは、養ってくれている人がいるからスネップなのですが、59歳までを対象としているので養ってくれる親などが亡くなれば、スネップでいることができなくなるのです。
そうなると、ホームレスになったり、生きていくことが難しくなるのですよ。
だから、スネップから早く脱出することが大切なのです。
ニートやスネップですが、年齢が高くなるほどに脱出することが難しくなりますので、早めの対処が大切になるのです。
だから、ニートやスネップの方は、すぐにでもできることから始めてみませんか?
まずは、都道府県・市区町村に相談窓口がありますので、専門家に相談することから始めてみてはいかがでしょう。