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ギリシャ神話のイカロスって人物を知っていますか?イカロスの羽は太陽で溶けたのではなく体温で溶けたのかも?


皆さんはギリシャ神話に登場するイカロスという人物を知っているでしょうか?

知らないと思っている人も、この歌なら聞いたことがあるのでは?

♪昔ギリシャのイカロスは、蝋(ロウ)で固めた鳥の羽根(はね)、両手に持って飛びたった雲より高くまだ遠く勇気一つを友にして♪

この歌を知らないという方のために少し説明しておきます。

ギリシャ神話に登場するイカロスは、蝋で固めた鳥の羽を自分の腕につけて飛びあがったと言われる人物でありますが、最終的には太陽に近づきすぎて、蝋で固めた鳥の羽が溶けてしまい落ちて死んでしまったと言われている人物です。

 

まだ意味がわからない?という方が多いと思いますので、簡単にイカロスが登場するギリシャ神話を紹介しておきます。

・ギリシャ神話のイカロスの話

イカロスの父親であるダイダロスという人物は、ミノス王に牛頭の怪物「ミノタウロス」を閉じ込めておくためのラビュリンス(迷宮)を造るに命じられラビュリンスを造りました。

しかし、ラビュリンスに閉じ込めていたミノタウロスがテセウスによって殺され、テセウスはラビュリンス(迷宮)から脱出!!

そのことでミノス王が怒り、ダイダロスとその子どもであるイカロスを塔に閉じ込められました。

イカロスが何かをしたわけではなく、父親の失敗によって共同責任を取らされたということなのですね。

 

そして塔に閉じ込められたダイダロスとイカロスは、そこから脱出するために、そこにあった蝋燭の蝋と鳥の羽を集めて大きな羽を作り飛びたったのです。

そのときにダイダロスは、空の中くらいの高さを飛ぶのだよ。あまり低く飛ぶと霧が翼の邪魔をするし、あまり高く飛ぶと、太陽の熱で溶けてしまうからと忠告していたのです。

しかし、調子に乗ってしまったイカロスは、父の忠告を忘れ、高く飛んでしまい蝋で固めた鳥の羽が溶けて青海原に落ちてしまったという話です。

そしてダイダロスは、飛んで無事にシチリア島にたどり着き、そこで安住の地を得たと言われています。

なんと、イカロスは父親の罪によって塔に閉じ込められて、脱出するために蝋で固めた鳥の羽をつくり、そして調子に乗って高く飛び過ぎて落ちて死んでしまったのです。

とても可愛そうなイカロスなのですね。

 

ギリシャ神話なので現実的な話ではありませんが、ちょっと気になったので勝手にいろいろと考えてみることにしました。

イカロスが鳥の羽を使って飛んだということから、どれぐらいの高さまで飛んだのかが気になったので調べてみることに。

〇鳥が飛べる高さはどこまでなの?

イカロスは、蝋で鳥の羽を固めて飛び上がったと言われていますが、地球に存在する鳥がどこまで飛び上がれるかを知っていますか?

鳥が飛べる高度からイカロスがどこまで太陽に近づいたのかを勝手に考えてみようと思います。

私たちが目にすることが多い、カラスやツバメなどの鳥は、飛べる高度は100mと言われており、鷹や鷲などの高く飛べる鳥であっても、高度1000mが限界とされています。

また、世界に存在する鳥では、ヒマラヤ山脈を越える鳥もいることを考えると、最高でも高度10000mが限界だと言われています。

そして、イカロスが超人であり、鳥が飛べる最高高度まで飛べたと考えるなら、イカロスは10000m(10km)まで飛ぶことができたということになりますね。

まあ、蝋で固めた鳥の羽で、高度10000mも飛べることはないと思いますが……。

 

そして、高く飛べば気温が高くなると思っている方もいるかもしれませんが、ある程度までの高さまでは逆に寒くなることをご存知でしょうか?

〇飛び上がるほど気温は低くなる!?

高く飛んで太陽が近くなるほど、気温が高くなると考える方もいるかもしれませんが、高く飛べば飛ぶほど気温は低くなります。

日本で有名な山である富士山では、9月でも雪が降ることがあり、標高が高くなると気温が下がることがわかりますよね。

そして、最も高い山であるエベレストでは、1年中雪が積もっており、雪が無くなることがありません。

 

鳥が飛べると言われている最高高度である10kmでは太陽に近づいても、温度が高くなるどころか気温が下がってしまうことになるのです。

そう考えると、イカロスの蝋で固めた鳥の羽は溶けないので、高度10kmよりも高く飛び上がって蝋が溶けて墜落してしまったと考えなくてはいけません。

 

では、どこまで高く飛べば蝋が溶けてしまうのでしょうか?

〇蝋を溶かすなら熱圏に突入する必要性がある?!

イカロスが使った蝋で固めた鳥の羽が溶けてしまうほどの温度になるには、熱圏に突入する必要があります。

熱圏は、高度80km~800kmに当たる場所であり、高度100kmほど飛ぶことができれば、熱圏の温度によって、蝋が溶けてしまうことが考えられます。

ただし、熱圏の空気は非常に薄いため、鳥の羽で羽ばたいて熱圏まで飛んでいくことは不可能でしょう。

また、酸素が薄く呼吸をすることができない場所でもあることも問題です。

 

鳥でも空気が薄くて突入することが不可能な熱圏に、蝋で固めた鳥の羽で突入できるのであれば、イカロスはもはや鳥人?超人?神ではないでしょうか。

ちなみに、熱圏に突入する前の、成層圏や中間圏は、非常に温度が低く場所によっては、-90度近くになることもあります。

蝋が溶けて墜落する前に、凍えて墜落して死にますね。

だから、太陽に近づきすぎて蝋で固めた鳥の羽が溶けたとは考えにくいのです。

ていうか、蝋で固めた鳥の羽で空を飛ぶことが不可能だと思いますが・・・。

では、なぜ蝋が溶けたのか?

〇太陽ではなく体温で溶けたのかも?

蝋を溶けるまで高い場所に飛んでいくのは難しいので、もっと可能性のあることを考えると、体温が高くなり体温によって蝋が溶けてしまったと考える方が現実的であると言えます。

つまり、イカロスは太陽を目指している途中に、頑張り過ぎて体温が高くなって体温によって蝋が溶けてしまい、墜落してしまったのではないでしょういか。

高く飛んで太陽に近づけば、蝋が溶けてそうな感じがするのですが、蝋が溶けるほど高く飛ぶのは非常に難しいというか無理です。

真似はできないとはおもいますが、危険なので蝋で飛ぼうとしないでくださいね。

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